昨年秋の統一地方選挙で大敗を喫した民進党政権下の台湾政治・経済・社会の現況を掴みたいと考え、一昨日から衆議院議員として台湾に来ています。訪台は2015年7月以来。今朝、東京に戻ります。


滞在は二泊三日ですが、実質的な仕事日程は一日半。濃密かつ有意義な日程をこなしました。蔡英文総統、呉外交部長(外務大臣)、柯文哲台北市長と久しぶりに再会。また、蘇嘉全立法院長(国会議長)、李大維国家安全会議秘書長(NSC事務局長)、シンクタンク、メディア関係者らとも会談。日台間の懸案である日本産食品輸入規制問題についてやり取りしたほか、インド太平洋地域の情勢について幅広く意見交換を行いました。私からは、先週のワシントンD.C.出張で得た台湾情勢をめぐる米国の認識を紹介したほか、韓国軍のレーダ照射事案についても問題提起を行いました。次の総統選挙は来年1月か2月頃に行われるとのことです。台湾の安定は日本の安全保障に直結します。“政治の季節”を迎えた台湾にこれから頻繁に通うつもりです。


会談の動画が掲載された総統府公式ホームページを紹介します。https://www.president.gov.tw/News/24031