22日(月)朝、先の豪雨災害で3名の犠牲者を出した安佐北区の小田川(口田南3丁目)と矢口川(口田南5丁目)上流部に国が設置した強靭ワイヤネットの現地見学会が国土交通省太田川工事事務所の主催で行われました。


スイスから部品を空輸して作った強靭ワイヤネットは、もともとは魚雷を捕捉するために開発されたと言われています。日本では富山県立山カルデラの山体崩壊対策に導入されましたが、本格的な展開は4年前「8・20豪雨災害」に襲われた安佐南区・安佐北区からでした。当時私は、国の直轄砂防災害関連緊急事業24渓流が完成するまでの間の被災地の安全性を確保するための応急対策を国土交通省に強く求めました。その結果、①強靭ワイヤネット、②監視カメラ、ワイヤセンサ、サイレン、③大型土嚢、の「応急対策3点セット」を直轄砂防ダムを建設する箇所すべてに設置することが決まり、約2ヶ月後に強靭ワイヤネットの第一号が完成しました。その後、直轄砂防ダムが完成するまで、「3点セット」は危険渓流の上流部をしっかりと守ってくれました。


4年前の経験を踏まえて私は、7月豪雨災害の発災直後、安佐北区の口田南地区に「応急対策3点セット」を早期に導入することを国土交通省に働きかけました。また、台風が近づく度に工事の進捗状況を確認してきました。今後は、砂防ダムの本工事の早期着工と早期完成を目指します。

『口田南3丁目・5丁目に直轄砂防緊急事業費8億2600万円が措置』https://ameblo.jp/katsuyuki-kawai/entry-12403310578.html


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