昨日は「沖縄慰霊の日」。73年前のこの日、日本軍による組織的な戦闘が終わったとされています。先の大戦では国内唯一の地上戦が行われ、当時の県民の実に三人に一人、約20万人が犠牲になりました。言葉に尽くせない惨状とは正にこの沖縄戦を指すためにあるのでしょう。毎年私はこの日に沖縄県を訪れ、沖縄県全戦没者慰霊式典に参列することにしています。今年の6月23日はちょうど梅雨明け。式典会場の糸満市摩文仁の丘の上には平和な真夏の青空が広がり、南国の風が吹いていました。
第二次安倍政権が発足した五年半前から数えて、私の沖縄県出張は25回目になります。過重な米軍基地負担とその軽減の必要性、朝鮮半島・台湾海峡の情勢変化でいっそう高まる戦略的重要性、ハワイを超えた観光客数と東アジアの地理的中心性からくる好調な経済活動…。さまざまな面を持つ沖縄県の皆さまの声に耳を傾け、心に寄り添うため、これからも私は沖縄に通いつづけます。