昨夜はBSフジ『プライムニュース』に飯島勲内閣官房参与、米国・北朝鮮の専門家の皆さまと出演しました。テーマは『総括「米朝首脳会談〜日朝首脳会談の可能性と“拉致”解決への道』。シンガポールで行われた米朝首脳会談の評価は、トランプ大統領と金正恩委員長の思惑は、「非核化」は実現するのか、トランプ大統領が拉致問題を提起したことの重みは、そもそも拉致問題の解決とは、日朝首脳会談は行うべきか、拉致問題解決への総理のトップダウンとは、『日朝平壌宣言』の効力と扱いは、などなどにつき二時間たっぷりと議論しました。最後の提言コーナーで「北朝鮮と向き合うために必要なこと」として私は、『守るべきことは守りつつ、新しい柔軟な発想も』と答えました。拉致問題の進展がないのに日朝首脳会談を行うことはできません。日本は焦る必要はまったくありません。なぜなら日本の関与と協力がなければ、朝鮮半島の包括的な和平ロードマップは「パズルの最後の一枚」を欠くからです。日本の協力がなければ、北朝鮮のインフラ整備などは進まないでしょう。圧力を緩めず制裁を維持しつつも、トランプ大統領が作ってくれた拉致問題解決のための「空間」を最大限に利用するべきだと考えます。