昨日は朝から晩まで、旧知のフィリピン要人と相次いで会談を行いました。ドミンゲス財務長官、メディアルディア官房長官、そしてドゥテルテ大統領。また、マラカニアン宮殿で大統領との会談が始まるのを待つ間を利用して、同席したカエタノ外務長官とも意見交換を行いました。
今回で八回目(日比首脳会談同席を含む)の顔合わせとなるドゥテルテ大統領とは、後半のテタテ(サシの会談)を含めて約30分間意見交換を行いました。
冒頭、私から安倍晋三自民党総裁のメッセージを数点お伝えいたしました。
さらに、私からマニラに設置されたいわゆる「慰安婦」像について懸念を伝えたところ、ドゥテルテ大統領から「しっかりとした措置を取る」との表明がありました。そのほか、大統領との会談の主な内容を掲げます。
①私から安倍総理大臣が米国トランプ大統領と推進することで合意した『自由で開かれたインド太平洋戦略』を説明したところ、強い支持が得られました。
②私からダヴァオ総領事館開設が来年度の政府予算案に計上されたことを紹介したところ、大統領は大いに喜び、心から歓迎するとの意向が示されました。
③昨年11月のドゥテルテ大統領とトランプ大統領との初の比米首脳会談が成功裡に開催されたのは、安倍総理大臣の多大なる協力があったからだと、大統領から深甚なる謝意が示されました。
また夕食会では、大統領長年の親友であるサミー・ウィ氏、ジュン・テ氏との親交をいっそう深めました。