前の晩深夜零時を過ぎてチャンギー国際空港に着いた後、十五日(月曜日)は朝から晩まで精力的に日程をこなしました。ヴィヴィアン・バラクリシュナン外相との会談を皮切りに、日本の経団連にあたるシンガポール・ビジネス・フォーラムのホー・メン・キットCEOらとの昼食会、国立シンガポール大学(NUS)にある東アジア研究所(EAI)のワン・カン・ウー会長との会談、そして夕刻にはNUSで日本政治論を教える田村耕太郎元参議院議員と懇親。
バラクリシュナン外相には、安倍晋三自民党総裁からリー・シェンロン首相に宛てたメッセージを託しました。どの会談も和やかな雰囲気の中で、日米首脳会談で推進することを合意した『自由で開かれたインド太平洋戦略』などにつき、意味のある意見交換を行いました。久しぶりに再会した田村さんの鋭く本質を突く分析は変わりなく、大変勉強になりました。