昨日夜、大統領が長期療養中で、事実上のUAE大統領の役割を担っていると見られるムハンマド・アブダビ皇太子兼連邦軍副最高司令官と皇太子宮殿で会談を行いました。今年四月につづく二度目のアブダビ訪問は、ムハンマド皇太子の求めに応じたものです。四月の初会談は予定の二十分間を大きく上回る一時間半におよびましたが、今回も予定を超える約一時間、二国間関係や中近東地域情勢全般につき、大変実り多い率直な意見交換を行うことができました。
ムハンマド皇太子殿下は、“安倍首脳外交”に対して毎回大きな関心と深い敬意を表されています。イラン、シリア、カタール、レバノン、そしてサウジアラビアなど激しく揺れ動く中近東地域を動かす主役の一人であるムハンマド皇太子と安倍晋三内閣総理大臣の三回目の会談が早期に実現することを強く期待いたします。
以下は、在UAE日本大使館が公表したムハンマド・アブダビ皇太子との会談の概要と、会談後に撮影した写真です。
付け加えて、“第四次産業革命”を牽引するといま注目されている「Regulatory Sandbox (規制の砂場)」を世界でいち早く導入したアブダビ・グローバル・マーケット金融サービス規制庁(FSRA)のリチャード・テンCEOと一昨日会談した写真も掲載します。


『ムハンマド・アブダビ皇太子の会談と河井自民党総裁外交特別補佐ムハンマド・アブダビ皇太子の会談』  平成29年11月24日

11月24日、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問中の河井克行自民党総裁外交特別補佐は、約一時間にわたりムハンマド・ビン・ザーイド・アブダビ皇太子と会談したところ、右会談の概要以下のとおり。

◯冒頭、ムハンマド皇太子から先般の衆議員総選挙で大勝したことへの安倍総理への祝意が伝えられた。
◯河井総裁外交特別補佐は、来年の海上油田権益延長について、ムハンマド皇太子からの協力を得たい旨発言した。これに対し、ムハンマド皇太子は、石油を含めた日本との協力を次世代においても続けていきたい旨強調した。
◯河井総裁外交特別補佐とムハンマド皇太子は、イラン核合意などの中近東の諸問題について有意義な意見交換を行った。
◯河井総裁外交特別補佐とムハンマド皇太子は、テロとの戦いを進める必要性について認識が一致した。
◯河井総裁外交特別補佐とムハンマド皇太子は、防衛協力は両国の重層的関係の厚みを増す契機となるものであり、その一層の深化を目指す重要性で認識が一致した。

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