広島は今日、72回目の祈りの朝を迎えました。私は例年通り、早朝から原爆死没者慰霊・追悼行事八件に参加いたしました。
『核兵器のない世界』を実現するには、唯一の被爆国として非核三原則を堅持する日本が、現実的な過程を踏んで、国際社会を主導することが求められています。
一方で、憲法によって専守防衛に徹するわが国の安全保障は、合衆国による「核の拡大抑止」に大きく依拠せざるを得ないのも現実です。
北朝鮮による度重なる核実験・ミサイル発射などにより、核の惨禍が、“遠い過去の出来事”ではなく、“いまここにある現実”になるおそれがでてきた中での今年の広島原爆忌。この国と私たち自身の未来を考える一日でもあります。
昨夜は夏まつり・盆踊りの集中日。家内や秘書らと手分けして約40の会場を回りました。どこに行っても温かい激励の言葉をかけていただき、やっぱり地元は有難いなあと、実感しました。
まだまだ酷暑がつづきます。皆さまご自愛のうえ、素晴らしい夏をお過ごしください。