昨日午後、フィリピン共和国ドゥテルテ大統領がスービック湾に寄港している護衛艦「いずも」を訪れ、私がご案内役を務めました。大統領は大いにご満悦で、一時間半以上にわたって艦内の司令部区画と医療区画をご視察。また、艦内で会談を20分間(うちサシで十数分間)行いました。外国の国家元首が日本最大の護衛艦「いずも」に乗艦したのは、ドゥテルテ大統領が初めてです。

また、ミンダナオ島でのISISテロ攻撃に対処するため布告された戒厳令により延期された訪日を11月のASEAN首脳会談までに実施してほしいと強く要請したところ、大統領自らがぶら下がり会見で、11月までの訪日を表明しました。

就任式直前の昨年六月にダヴァオで初めてお会いしてからドゥテルテ大統領と会談を行うのは、今回で早くも六回目。大統領の「いずも」訪問は、日比関係に歴史的な1ページを刻むだけでなく、日米同盟や日本とインド太平洋地域の関係に対しても戦略的な意義をもつとの安倍総理大臣のご指示に基づき、大統領周辺と今春から調整を重ねてきました。実現できて本当に良かったです。


現場には地元からの100社超をはじめ、ロイター、AP、AFP、ブルームバーグ、CNNなどの欧米メディアが詰め掛け、関心の高さを示していました。その一部を紹介します。

ドゥテルテ大統領 フィリピン寄港の海自護衛艦を視察
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20170604/k10011006381000.html