昨夕、ワシントンDCから戻りました。十日(月)朝に当地に着いてから十三日(木)昼に発つまでの間、充実した多くの会談を行うことができました。

 

 まず連邦議員とは、昨年から数えて三度目の会談となったマキオン下院軍事委員長(共)をはじめ、ロジャース下院軍事委員会戦略・戦力小委員長(共)、ウィットマン下院軍事委員会即応小委員長(共)、ジョンソン下院科学技術宇宙委員会筆頭委員(民)、日系のハナブサ下院軍事委員(民)らとアジア太平洋地域の安全保障環境の激変と第二次安倍政権が取り組む日米同盟深化の諸施策について認識の一致を見ることができました。また今月二十四日、超党派議員連盟「ジャパン・コーカス」を連邦議会内に設立する気鋭の若手ニューネス下院歳入委員会貿易小委員長(共)とカストロ下院外交委員(民)、二人の共同議長に謝意を表し、今後の連携を確かめました。

 

 つぎに、ブルッキングス研究所、カーネギー国際平和財団、ヘリテージ財団、戦略国際問題研究所(CSIS)、アメリカン・プログレス研究所(CAP)、外交関係評議会(CFR)など有力シンクタンクの外交・安全保障専門家と、オバマ大統領来日に向けた日米同盟強化のための諸課題につき、率直な意見交換を行いました。

 ヘリテージ財団が主催した『太平洋宇宙時代の到来か?~米国、日本、中国の宇宙開発の見通し~』と題した公開シンポジウムに招聘され、基調講演とパネルディスカッションを行いました。約七十名が参加したシンポジウムの動画がヘリテージ財団のホームページに掲載されましたので、私の拙い英語でよろしければご覧ください。次のアドレスです。http://www.heritage.org/events/2014/03/space-policy

 

 さらに、ボールデン米国航空宇宙局(NASA)局長、リッパート国防長官首席補佐官、ヘルビー国防次官補代理(東アジア担当)、ズムワルト国務次官補代理(日本・朝鮮担当)ら旧知のオバマ政権高官とも精力的に会談しました。

 

 日米両国の利益だけでなく、アジア・太平洋地域の平和と繁栄の基礎となっている日米同盟がいささかの揺るぎもなく深化をつづけるためのほんの一助に私の米国出張がなるならば、これからも喜んでワシントンDCに出掛けていく決意です。