亡くなった母の手帳からこんな手書きの文字を見つけた。
「日々是好日」
ひびこれこうじつ
にちにちこれこうにち
毎日毎日が素晴らしい
という意味であるが、
毎日が良い日となるよう努めるべきだと
とか
日々について良し悪しを考えて、一喜一憂するのでなく、
常に今この時が大切なのだ。
等、解釈されている。
母が余命を宣告された後に書かれていたことから、
今この時を、大切に生きる。
というふうに私は解釈している。
ふと、
そんな事を思い出していると、
寝かしつけの際、腕の中で眠る我が子をみていたとき、
自分の母親が私をどんな思いで見つめ、
寝かしつけていたのか追体験している感覚になった。
抱いている我が子が、自分に思えてきたのだ。
そう思うと、
私に対しての言動全てに
愛があったんだと。
あのとき未消化の感情が癒やされていく。
過去は変えられないけど、
過去に対する解釈が変わっていく。
志事を通じて人間成長させていただき、自己理解が深まり、自分が癒やされていく。
今日という日をありがとう。
今、この時をありがとう。
日々是好日。