コロナも多少落ち着いてきた2023年、私が6年前から所属するEO起業家のコミュニティの4年ぶりの海外リトリートへ参加。

 

今回は私がプランナーとして企画を取りまとめることとなった。

改めて学びを記録しておきたい。

 

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①予防的備蓄人生からの解放

 「自分の命とつながる」

②新しい社会システムの形を妄想

 「生まれてきてよかったを創りつづける土台」

③10年後のイメージを妄想

 「そこから見えた未来」

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EOのリトリートというのは通常、チーム(6人)の今期テーマに合わせて、非日常下の中で一生に一度の体験をおりまぜながら行うのが、ガイドラインである。

 

今期我々チームのテーマは、

「進化・挑戦」。

 

ということで、

3ヶ月で英語をマスターして、海外チームとの英語でビジネスと自分史を語れるよう、進化して下さい。

というコンテンツを用意した。

また、メンタルモデルの由佐さんをお招きしてパーソナルミッションの紐解きをお願いしている。

まさに「深化・挑戦」にピッタリだ。

 

1日目 

・サーフィンセッションで懇親

・バランスホイールから願望を見つめる

・メンタルモデルコーチングからライフミッションを見つめるwith由佐みーさん&ボビー

 

once in a lifetime experience

 

 

 

 

由佐みーさんと

 

 

 

2日目 

・EOオーストラリアメンバー5人と誰にも言ったことのない人生の5%部分をシェア&会社見学。

1 Company tour

2 Lifeline sharing

3 Dinner together

 

会社見学

 

 

 

自分の人生の5%の体験をシェア


 obi wanというニックネームにしてみた、

But I can't use fource...

は爆笑頂けた。つかみはokだった笑

 

3日目 

・オーストラリアのビジネス事情

withハーディングさん

・人生を変えた音楽とメモリー

・10年ビジョンのシェア

 

 

ハーディング社長(オーストラリア商工会副会頭兼WAOJE会長

 

 

 

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ここから新たな気づきを記録しておく

①予防的備蓄人生からの解放

②新しい社会システムの形を妄想

③10年後のイメージを妄想

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①予防的備蓄人生からの解放

 

10年ぶりにリアルでお会いした由佐さんとのメンタルモデルコーチングはとても上質な時間だった。

 

私の中の無意識にパターン化された生存戦略によって、ブレーキがかかっていたものが見えた気がする。

人はこうありたい!というものがあってHOWTOを学んでも、無意識のブレーキが邪魔をすることが多くあるからだ。

 

全ては自覚からスタートする。

 

わたしは幼少期の絶望に匹敵するような体験を通して、自分の生まれてきた意味と癒しを求めてきた。

 

これは人生のテーマだった。

このエネルギーから、会社という器を通して社会に居場所を創ってきたのだと思う。

 

しかし、心から信じた大切な人でさえ、いつかはいなくなるものだ。

という幼少期の体験を通して、人とのコミュニケーションにおいて無意識の自己防衛が働いていたことに気づく。

目の前の人は、幼少期のあの頃のように、いつかはいなくなるものだ。

という前提で付き合っているので、それが相手にも伝わっているかもしれない。

私が見ているのは、目の前にいる人ではなく、いなくなるだろうその人を見ていた。

 

そうすると、心から人と繋がりずらく、いま自分がここにいる実感すら湧き起こりずらくなる。

それは、生きている感覚への希薄化につながり、人に対する感謝の念も起こりづらくなる。

幸せは、今ここにあるのに。。

 

そんな自己防衛的な対応と、未来への予防的な行動で「今」が埋め尽くされている私は、幸せを感じずらく、有り難さを感じづらくなっていた。

 

心から信じた人たちが目の前から去ることに対する予防線を張りめぐらせても、痛みはさほど変わらないのかもしれない。

そんな痛みよりも、「今」を失う痛みの方が大きいことを気づく。

 

今ここにあるものは奇跡なのかもしれない。

どんな瞬間も失う可能性はあって、0にすることはできない。

だからこそ人生は、今わたしの目の前にあるものを見つめて、その中に流れるものを、ただ感じていくことしかできないのかもしれない。

 

明日、失うかもしれないが、今はそれを慈しみ、感じることはできる。

そうだよな、人生からの体験を避けることはできないし、人生は所詮、体験を味わうしかないんだ。

 

もう一度、絶望がやってきたとしても、それが人生から問われているなら受けて立とう。

 という気持ちが芽生えてきた。


予防戦略のデメリットを引き受けることができれば、あるがまま、今あるものがありがたい、という感覚を取り戻せるかもしれない。

 

生きている実感

今ここにいる実感

人と繋がる感覚

今ここにいる人たちへの感謝

 

今ここにある幸せへの実感

「生まれてきてよかった」への実感は今ここにある。

 

こちらの方が、とても自由で素敵な人生だ。

 

少しづつリハビリするので、

これを読んでくれた皆さんは温かく見守ってもらえたら嬉しいな笑

 

 

②新しい社会システムの形を妄想

 

オーストラリアの基礎情報は以下の通りだ。

 ※毎年上がっている


最賃2500円(土日は3000円、残業時2倍)

年収平均値  約800万

年収中央値  約370万

国債発行額  日本の1/10

時差     1時間

銀行金利   約4%

高齢化率   13%

 

社会保険という概念はなく、企業が月給の10%を年金として従業員が指定するファンドへ送金義務がある。

シングルへの保証も手厚く、町医者は基本無料。


ラーメン2000円、ランチ2000円等、物価は2〜3倍くらいのイメージだが、スーパーの価格は日本とさほど変わらない。

農場勤務は月80万稼げ、介護福祉士やソーシャルワーカーの年収は550〜600万、看護師は750〜800万だ。

会社へのペナルティがしっかりしていて、ブラック企業がほぼない印象。

家賃はシェアハウスなら月7万で住めるので、ワーホリの学生等がカフェやホテルや農場等で多く働いていた。

カフェではたらいている子に声をかけると、

「ここで働きながらやりたいことをみつけたい」

という回答が多かった。

日本人20〜30歳くらいの若者が出稼ぎと共に夢を見つけるフィールドになっているようだ。

…日本がいつのまにか後進国になっているように感じた。


現地経営者にその辺の背景についても聞いたところこんな声が返ってきてた。


オーストラリアは、一言で言うと

「フェア」な国です。

それは、国自体がまだできて200年程度なので、多様な文化を受け入れる土壌があるからです。

そして、他人のことよりも自分の人生をとても大切にする文化がある。

例えば、身近な人が生保を受けていても全く気にしないし、干渉も少ない。

さらに、社会保証も整備され、とてもクリーンな街を維持し、一般市民が銃を持つにはハードルがたかく、安全性も高い。

そして、週3回働くだけでも生活できるので、slow Lifeが実現できる国の一つだ。

 と。


このインプットから、日本という国を見つめてみると、私たちの組織が創りたい希望の場所のイメージの輪郭が見えてくる。

オーストラリアの社会システムは「生まれてきてよかった」を支えるにとてもフィットしている。

そんな制度設計にも関われる力を皆で持ちたい。

 

③10年後のイメージを妄想

社長の仕事とは何か?

理念を定め、継続的に利益の上がるビジネスモデルを考える事。

 

10年経ってようやく第一弾のモデルはできた。

 

これからの10年は、ぜひ幹部メンバーとも共有しながら未来をつくっていきたい。

 

いつも支えてくれる方々と家族、

現場で感動をつくってくれているメンバーに感謝します。

 

 

2023.6

帰国機中より

May the Force be with you.


愛さんさんグループ

小尾 勝吉(obi wan)