とても久しぶりに長期休暇を頂き、旅にでたので記録しておきたい。

愛さんさんグループでは役職者に「やくきゅう〜」という5〜10日の連続特別休暇の取得を推奨している。これは単なる休暇ではなく、旅をすることを推奨しておりその理由は2つだ。

1 チーム視点
 リーダー不在だとチームに揺らぎがおき
 進化のきっかけとなる。

2 自分視点
 旅は自分を様々なしがらみから解放し、人生における大切な5感を研ぎ澄ませてくれる機会を豊富にくれる

私自身もバックパッカーとして21〜22歳頃に名著「深夜特急(沢木耕太郎著)」に感化され、香港・マカオ・カンボジア・タイ等等、アジアに旅に出た体験からコレをすすめている。

当たり前だが、何もかも日本と環境が異なる。
例えば
タクシー名乗り方、ホテルのチェックイン
レストランのメニューをみてもよくわからないし、注文するにも頭をフル回転しなければならない。

とにかく、面倒なのである。

この面倒さは、“ありがたさ“を感じる絶好の機会でもある。

日本にいたら便利すぎて、考えなさすぎても生きていける、常に困ることが少ない。

そして、
海外では3日もすれば孤独感を感じてくるし、日本で担っている色々な役職による影響力も海外では役に立たないことを実感する。

そうなのだ、
「自分何者でもないんだ。」
という感覚が染み込んでくるのである。

「何者でもない自分は、何者なのか?」
こんな問いを立てながら、海外でみる景色や歴史的建造物に触れながら、その地の歴史や食べ物や人々に触れていくと、輪郭が見えてきたりするものだ。

「日本はどんな国だ?」
「日本についてどう思う?」
「なぜその仕事をしているんだ?」

ほぼ必ず聞かれることだ。

そう、
単なる「綺麗だなー」
で終わらせない醍醐味があるのが、大人になってからの旅だ。

その輪郭にふれると、
日本という国、生まれてきた自分のルーツや、何者でない自分というものの輪郭を見たくなるものである。

昔から“可愛い子には旅をさせよ“とはよく言ったものだ。
1年のうちのたった2%にも満たない時間をぜひためしてみてほしい。

さて、前置きが長くなったが、
私の今回の旅は、オランダはアムステルダムからスタートする。

この地を選んだ理由は一つ、
旅の最終目的地であるアウシュビッツ強制収容所(ポーランド🇵🇱)に行く前に、アンネ・フランクの隠れ家やユダヤ系の人々の生活、ヨーロッパの歴史に触れたかったからだ。
もちろん、パリでのパラリンピックも楽しみだ。

アウシュビッツを今回の最終目的地に選んだ理由?

人間として生まれたからには
あの地をみないで死ねないと思ったからだ。
I can't die without seeing 
the negative legacy of humanity



つづく。