ひるね姫 | カツヤハダオカ映画ブログ
ひるね姫 2017年 日本
 ★★★★★☆☆☆☆☆ 5点
 夢の世界とは。

スタッフキャスト
 監督/原作/脚本:神山健治
 キャラクター原案:森川聡子
 ハーツデザイン原案:コヤマシゲト
 音楽:下村陽子、撮影監督:田中宏待
 出演:高畑充希、満島真之介、古田新太
   釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水理沙
   高橋英樹、江口洋介

感想
 引っ越しに伴ってネット環境を失い、
 忙しさのあまりネットの契約もなかなか出来ず
 映画はいくつか観ながら更新が滞っておりました。
 観ていたものを少しずつあげていきたいと思います。
(観てから時間が経っている&最近好きな映画に出会えていない
 &結構映画で寝ているので熱量低めになるかと思いますが。)

 パッと見のアニメーション、デザインが良さそうだったので
 観に行ってきました。
 現実世界と主人公が観る夢の世界。
 それが交互に何度も繰り返される構造になっている。
 夢の世界は主人公の親世代の物語になっていて、
 ハートランド王国=志島自動車
 王様=会長、王女=母親、魔物=ライバル企業
 魔法=自動運転技術
 というように鑑賞中にメタファーとしてとれれば
 おそらくは楽しめるのであろうと思います。

 ただ自分のように理解力に乏しいor途中で少し寝てしまうと
 もうついていけなくなり
 アニメーションそのものを楽しむしかなくなる。
(画、アニメーションは良い!)
 なんだろう、寝たり読み解けなかったり
 最近映画をまともに観れない。
 好きな映画に出会えない。 
 辛い日々を過ごしております。

 エンドロールで流れる両親の物語のシーンは
 確かに良いと思うのですが、エンドロールに被せずに
 あのシーンのみで台詞無しで
 見せても良かったのでは?と思いました。
 カールじいさんの空飛ぶ家の序盤に流れる
 カールと妻のやりとりのように!
 せっかくの良いシーンだけに
 クレジットと被ってしまうのがもったいない!

 あと主人公が悪い奴から盗まれたものを
 悪い奴の搭乗手続き中に取り返すのですが、
 窓口の女性二人が不自然に主人公が盗もうとしているのに
 気づかなくて気になりました。
 もうちょっと窓口の二人が気づかないのも
 納得の描写にも出来たと思うのですが。
 手続きで顔を下げるとか、後ろを向いている隙に盗むとか。
 二人とも正面を向いているのに
 気づかないのは絶対にオカシイ!

 姫が城から離れた塔に隔離されているのはラピュタ、
 夢の世界を襲う怪物は巨神兵、
 ロボットの動かし方はパシフィック・リム
 襲撃され炎上した町を守るロボットに翼が生える描写にはFF9
 を思い出しました。
 偶然というよりはある程度意識的にやってるように
 感じるほど似てました。
 バイクのデザインがベイマックスなのは、
 デザインしたのがベイマックスのデザインを手がけた
 コヤマシゲトさんだからですね。(パクリじゃないよ!)

 自分は夢の世界のメタファーに気づけないという
 残念な映画体験になったために面白いと思えませんでしたが、
 君の名は。のパクリとか、
 君の名は。みたいな感じかと思ったら違ったと
 言われて低評価になってるのは可哀想かなと。

コピー
 夢をみるのには、理由がある。