中国のトイレ事情(トイレットペーパー・流さない・ゴミ箱) | シルクロードへの道

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「中国」という国は、
1.歴史があり
2.世界への影響力があり
3.そして、最も誤解されやすい国である
4.中国の「23省・5自治区・4直轄市・2特別行政区(計34地域)」の制覇を目指す!

テーマ:

中国のトイレ事情

 

(目次)

1.トイレの現状

2.トイレの形式

3.おしりを拭いた後は・・・・

4トイレットペーパーについて

5.最後に

 

(1.トイレの現状)

 中国のトイレについては、皆さんいろいろと噂レベルで聞いたことがある人もいるでしょう。昔よく聞いたのが「ニーハオトイレ」。戸がなく丸見えでトイレをするというものです。

 さすがに現在はこのようなトイレは見たことがないのですが、中国のトイレについては、みなさんあまり知らない人もいると思います。知らないで観光に行ってびっくりしないように!

 トイレは、デパート・街中・観光地、結構どこにでもありトイレ自体には困ることはあまりないと思います。ただ、一応いろんな覚悟はしておいた方が良いですよ。

 

北京・天壇

 

大連・大連空港

 

万里の長城

 

湖南省・張家界



旅順・203高地



(2.トイレの形式)

中国のトイレは、基本的には次のような形式です。

 一つは日本でもある洋式のトイレです。もう一つは日本の和式トイレに似ているトイレです。さすがに汲み取り式のようなトイレはまだ見たことがありません。(ほんとの田舎の方にはあるかも) 

 

 

 

 

  ただ、日本の和式トイレに似ている形式が圧倒的に多いですので、和式に慣れていない方は気をつけましょう! 洋式トイレは、ホテルやデパート、比較的最近の施設には多くありますが、観光地は圧倒的に和式的なトイレがほとんどです。

 

 

(3.おしりを拭いた後は・・・・)

 

天津市

 

 各都市でトイレの写真を記録として撮っているのですが、みなさんご覧になって何かお気づきの点はありませんでしょうか?

トイレの片隅になんか「ゴミ箱」のようなものが見えませんか。

実はこれは、ゴミ箱ではなく、トイレットペーパーでおしりを拭いた後に、それをいれるゴミ箱です!(一応、撮影するときには、見るときのことを配慮してギリギリの線で撮ってはいます。)

 中国に行く前に少しは耳に入っており、まあ田舎についての話だろうと思っていました。ところがどっこい、いたるところでこのようなトイレがあったのです。

理由としては、

1.下水の事情

2.水圧の事情

3.トイレットペーパーの質等

4.慣習

が挙げられるようです。

 中国の人にトイレの事情について聞いてみたのですが、「4.慣習」で、小さい時からそうするように言われてきたので、あまり考えずに、当たり前のように流さずに「ゴミ箱」に入れているそうです。

 都市部でも、建物が古かったり、地域により下水等の整備が最新でない場所では結構こんな感じです。ちなみに、試しにトイレットペーパーを流してみると、まあ流れはします。水量が少なく、勢いもあまりないところが多いです。

 

(4.トイレットペーパーについて)

 トイレに行って、なんと言っても一番心配なのは、やはり、トイレットペーパーでしょう。確かに、汚いトイレは嫌だと思いますが、まぁそこは少し我慢しましょう。

 まず、トイレットペーパーがあるかどうかと言えば、半分ぐらいはないと思ってください。トイレットペーパーがあったとしても、日本のように常にロール式があるわけではないので、そこも気をつけましょう。

  ・トイレットペーパーの様式


 通常

 

 

 ウエットティッシュタイプ



トイレの外にロールタイプ



 

 次に、下の写真をご覧ください。黄色の器具はトイレットペーパーを自動的にだすものです。(この方式のものは多くはありませんが、いくつか見かけました)

 スマホでQRコードを読み取り、認証するとトイレットペーパーが約90cmほど出てくるのです。こんなの緊急事態の時には、やってられない! しかも、1回でたった90cmだけ。

 おまけに、入口に一つあるだけ!

 

スマホでQRコード読み取りタイプ

湖南省・張家界

 

(5.最後に)

 私は中国に行く時には必ずリックの中にトイレットペーパーを入れて持ち歩いております。日本でも、トイレに入ってみるとトイレットペーパーがない所はあります。それは中国でも同じです。

 ただ、トイレットペーパーがあるにしても、そのあり方がさまざまで、私だったら入口に一つとか、スマホでQRコードとか、やってられないし無理!

 みなさん、トイレットペーパーの小さいので良いのでリュック等の中に入れておいてくださいね。