『スプートニクの恋人』村上春樹著[28-30] | カツランナー もうひと花PROJECT

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スプートニクの恋人 (講談社文庫)/講談社
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たまに無性に読みたくなる村上春樹さんの小説です!



ハルキストの方に怒られるかもしれませんが(笑)、僕なりの村上さんの小説の読み方は「目的地を求めるのではなく、散歩の様に景色を楽しむ。」ということなんですよね。



能力を持て余し、社会や時代と上手に付き合えない登場人物たちが、人生の先生として背中で語ってくれるのです。


したがって、何度か読み返した方が面白い!



この本でも、今まで誰も愛せなかったけど初めて同性を愛してしまった女性と、そのことを知りながらその女性を強く愛してしまう男性が、日本とギリシャの島を舞台にすれ違いを繰り返します。



「理解というものは、つねに誤解の総体に過ぎない」



文中に書かれているキーワードですが、それをただ言葉で言われてもとうてい理解できませんが、物語として読むことで、なんとなくですが入ってきます。



しばらくしたらもう一回読みたいですね。