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2022.2.14保育園記録

2022.2.2保育園記録

2022.1.28保育園記録

2022年元旦

クリスマスの贈り物

今年のクリスマスは、夫と二人で弥山に登る機会に恵まれました。これまで幾度となく登ってきた弥山ですが、子どもたちのことを気にかけなくていいというのは異次元の軽やかさ。そして新鮮な喜びと気づきがありました。


夫と二人なので、初めて「大元コース」で山頂まで登ったのですが、このコースが本当に素晴らしかった。

https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/site/kanko/52893.html

上記の廿日市市登山ルート案内にも「一万年以上も前からほとんど人の手の加わっていない貴重な自然が残っています」と記載されておりますが、これはサラっと読むのと、その自然の中に実際に身を委ねるのとではワケが違います。岩がごろごろと剥き出しになっている登山口の初めから、体中の細胞がザワザワと揺らぎ始めるのを感じました。


街中のクリスマスムードはどこ吹く風で、人っ子一人いない静かな森は、まさに織りなす時空へと繋がるゲートのよう。最初はしんどかったのですが、登山ルートにある「風吹き岩・大師堂」を通り過ぎたあたりから、突然ピタッと何かにハマったような感覚があり、そこからはまるで重力から解き放たれたように体が軽くなりました。


最後はペースが落ちて少し悲しそうな顔をした夫をはるか後方に置き、「あのね、山は筋肉で登るもんじゃないんだよ。ただ天と地を貫くラインに繋がればいいんだよ」なんてふふんと笑いながら駆け上る勢いでした。


ほどなく空が開け、見慣れた山頂の景色が目の前に。空が気持ちよくて、風が気持ちよくて、太陽が気持ちよくて、この瞬間に留まれていることにただ感謝せずにはいられませんでした。遠い記憶が呼び覚まされる、ここは本当に特別な場所です。


今回、思わぬ形で森との共振が起こり、生まれてはじめて弥山という山に本当に登れた気がしました。その喜びは深かった。ありがとう、サンタさん。クリスマス最高の贈り物。


しかし!!一夜明け、なんなら二夜くらいあけて、きたよ、きたよ、きましたよ。鈍った体に筋肉の悲鳴がーーっ!!「筋肉で登るんじゃないんだよ」なんて偉そうなこと言ってたのはどこの誰やぁぁぁ。


ヒーヒーいう私を横目に「よかった、桂もやっぱり人間だったんだね・・・」と、今度はちょっと嬉しそうな顔でいう我が愛すべき夫と、これからも共に歩んで参りたいと思います。


皆様、2021年も年の瀬ですが、今年も大変お世話になり、本当にありがとうございました。どうかよいお年をお迎えください。