毎年野々市市でお世話になっている

喫茶レイラと同市の会館

野々市フォルテの共催による

桂歌丸七回忌追悼公演

歌丸一門会「ののいち寄席」。

 

共演して下さるのは

惣領弟子桂歌春師匠、

二番弟子桂歌助兄さん、

そして前座は歌助兄さんの弟子、

桂れん児くん。

歌春師匠、歌助兄さんと。

朝早くから長時間の

新幹線移動にも疲れを見せることなく

皆さん元気いっぱい。

いや、歌助兄さんは、

やや二日酔い気味かも。

 

あいにくの雨模様でしたが、

小ホールという事もあり、

チケット完売です。

共演の歌春師匠と歌助兄さんのおかげです。

私1人じゃとてもとても。

毎年喫茶レイラでの会、苦戦してますから。

野々市フォルテのおかげでもあります。

今回、集客につながる告知、広告等も

かなり熱心におこなってくれたらしいです。

もちろんレイラのスタッフのご尽力も。

リハを仕切り、後方の席から

指示を出す歌助兄さん。

さながら佇まいは舞台監督。

 

拙本もたくさんの方に

お買い上げいただきました。

軽くなって帰ることができました。

心から感謝。

 

出していただいたお弁当。

美味しかったです。

その上、ヘルシー。

最高のコンディションで

高座に上がれました。

 

前座れん児くんからお客さん陽気。

やっぱりホール落語はこれだよな、

つくづくそう思いました。

いろんな場所で鍛えられたから

今がある。

私の高座もお客さんが陽気で、

心地よく務める事ができました。

 

歌助兄さんのあとは中入り。

で、その後に歌春歌助歌蔵による

桂歌丸を語る座談会。

 

司会という形で

両師匠を呼び込みます。

座談会もびっしり30分!

それぞれの高座の持ち時間、

40分もあったのに。

お2人ともサービス満点で、

師匠歌丸の思い出話を語ってくれました。

 

その後、歌春師匠、

トリで大熱演。

ロビーにて満足げな顔をして

帰途に着かれるお客様方を拝見し、

来てよかった、つくづくそう思いました。

 

「私、能登からやってきました。

ご近所はすべて全壊でしたが、

何年先になるかわかりませんが、

また新しく家も建つので、

気持ちを切り替えてます。

今日は楽しかったわよ」

そういって、

拙本をお買い上げいただきました。

 

ちょっと涙腺がゆるんでまずかった。

すみません、

笑わせる事くらいしか、何もできず。

こっちが励まされている気分でした。

 

6月末なのでちょうど半年。

師匠が、行ってきなさい、と

高弟2人とともに石川県に

向かわせてくれたのでしょう。

 

皆さま、まことにありがとうございました。

またお会いいたしましょう。