サンクトペテルブルクの水は

かなりの硬水らしく、

起床時はいつもパンク。

 

 

髪をセットし、いざ出発。

いよいよ3日目、

今日が最終公演。

フィンランドとの国境の街、

レニングラード州ヴィボルグ市へ。

午後より領事館の方々と車で移動。

 

運河には帆船や

 

軍艦が浮かんでます。

 

 

ヨーロッパで一番の高さを誇る

ラフタセンタータワー。

 

 

しばらくすると街を離れ、

あとはひたすらオンザロード。

 

 

高速で走り続ける事2時間半、

やっとヴィボルグ市にたどり着きました。

 

 

 

 

石畳といい、

街並みは完全にヨーロッパ。

この街はロシアとフィンランドが、

取ったり取られたりを繰り返したそうです。

 

森のような公園の中に

本日の公演会場、

ヴィボルグ市立図書館がありました。

 

 

一応、玄関に貼ってくれてます。

 

公園内は紅葉の季節。

 

 

 

図書館内です。

 

 

 

 

施設は素晴らしく

館員の方々の応対も

洗練されております。

ただ、平日とはいえ、

館内に利用者が

ほとんどいない!

はたして公演に

ヴィボルグの人たち

来てくれるのかしら、

不安になります。

 

会場のホールで

開演前に地元テレビ局の

取材を受けました。

 

 

 

取材を終え、

リハもすませ、

あとは本番を待つばかり。

 

 

 

今日が千秋楽だよ。

みんな来てね。

 

おおいに不安でしたが、

蓋を開けてみれば、

この光景。

150人近くもお越し下さったそうです。

ただただ驚愕。

 

この街のどこに

これだけの人がいたんですか、

そう思うほどの盛況ぶり。

領事館の方々の

宣伝力のおかげもありますが、

ロシアや北欧の

日本文化への関心の高さを

感じました。

そもそもサンクトペテルブルクも

会場に入りきれず、

ずいぶんの方に

お帰り願ったらしいですから。

こればっかりは、

当日になってみないと

わかりませんしね。

 

 

午後6時に開演。

もちろん陽気で

しっかり聞き入って下さる

方々ばかりでした。

 

 

 

 

老若男女が笑って下さる。

日本での落語会や寄席と

なんら変わりがないのが

嬉しかったです。

字幕のタイミングもバッチリでした。

エフゲーニくん、

素晴らしい字幕テキストを作ってくれて

スパシーバ。

疲労困憊ながら、

はるばるここまで

やってきた甲斐がありました。

 

落語を終えた後は、

お約束の質疑応答。

 

 

 

 

多くの方が落語終了後も

お帰りにならずに質問攻め。

 

あるおばあさんの質問。

「あんた、昨日ニュース番組で

サンクトペテルブルクでの公演も

見たけど、いろんなところでやってんのね。

その予算とギャラ、どこから出てるの?

誰が出してるの?」

ウインクしながら、

こう答えました。

「もちろん、プーチンから」

皆さん大爆笑で、拍手喝采でした。

ローシ。

 

すべての公演を終え、

同行してくれた

領事館スタッフの方々と

お疲れ様の打ち上げ。

近くのロシア料理店へ。

 

 

本当にお世話になりました!

スパシーバ!

 

10時半に食事を終え、

また領事館公用車で

サンクトペテルブルクへ戻ります。

 

ひたすら真っ暗で

先の見えない道をひた走る。

なんか自分の辿ってきた人生みたい。

思えば、ずいぶん旅をしてきたなあ。

人生が旅なのか、

旅することが人生なのか。

 

日付が変わる頃に

やっとサンクトペテルブルクへ。

ホテルへ着いたのは0時半過ぎ。

 

お疲れ様でした!

ド―ブライ ノーチ。