寄席の日曜日と酷暑の八月突入! | 桂鷹治の「語る詞す」

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噺家・桂鷹治のオフィシャルブログ

今年も岡崎せきれい寄席のチケット販売が始まりました。

初日から結構な勢いで売れているようです。

告知はまた改めていたしますが、

気になる方は、Xをご覧ください。

 

それから、鷹治堂(仮)で、黒紋付マスクの期間限定セールを行います。

第11波で閉鎖空間ではマスクの必要性が高まっています。

換気の良い屋外はともかく、電車の中や屋内で是非お使いください。

冠婚葬祭、すべてに対応した黒マスクです。

 

 

 

31日(水)、道端の草もしおれる良い天気。
日傘で出動。
これで夕方から雨の予報なんだから不思議なもの。
百日紅は元気に咲いていました。



暑い中を新宿へ。
とりあえず腹ごしらえで、回鍋肉。

とりあえずは「腹ごしらえ」でもあり、「回鍋肉」でもあり。
理想の回鍋肉を追い求めてしまうので、

中華料理へ行くとつい注文してしまうのです。
メイン以外はセルフでお代りし放題。
サラダも食べ放題なのは有難い。



新宿の末広亭へ。
ゆっくり楽屋入りしたら扇治師匠だけ先にいらっしゃって、
後から師匠と空治さん。
楽屋や物販ブースでゆったりしておりましたが、
あっと言う間に開演時間。

 

 

師匠の高座は照明効果もあり、
昇太師匠の助演もあり、
お仲入り後に対談もあり。







大師匠の生誕百年に絡めて、真面目に大師匠の思い出と、
没後20年経っても影響力を持ち続ける大師匠のあれこれについて。
写真撮影タイムを設けて後半戦。



最後は扇治師匠の高座でお開き。
平日の昼間からご来場賜りありがとうございます。

私は太鼓叩いて、ちょっと照明のスイッチをいじったただけですけど。

寄席は10日ごとに上席、中席、下席と興行を行っております。
21世紀、令和になっても曜日は関係なし。
土日が2回入るときもあれば、1回しかない興行もある。
全ては時の運です。
 

そんな10日ごとの興行で、大の月は31日だけ余る。
そこで特別興行を組むわけで、
毎日楽屋修行をしている前座さんは年に数少ない休みになるわけです。
いわば寄席の日曜日とで申しましょうか。

尤も、余一にも仕事がある方が嬉しかったもんですけど。

昼の部、終演。
夜の部の三人会の師匠方が楽屋入り。
兼好師匠、王楽師匠、萬橘師匠。

 

 

今回の余一会特製ポーチと昼夜の出演者で記念撮影。
ゆっくりする間もなく夜の部が開場、開演。

昼の部の出演者はサッと楽屋を明け渡して退出。

私は買い物などしながら帰宅。

みどりの窓口が減って、券売機になって、
券売機でも払い戻しができるようになったり便利になってはいますが、

まだまだ出来ないこともあって、
みどりの窓口は長蛇の列。
1時間くらい並んだのかな。

新幹線の切符の時間変更は券売機でチャチャッとできるんですが、
乗車「日」の変更は窓口でないと出来ません。
窓口の職員さんに確認したところ、
軽く「できますよ」とのお返事でしたが、
ネットで調べて、実際に券売機を使ったところ、普通の切符はできない模様。
JRのサイトにも、わざわざ注釈が付いていて、
「一部の切符に限ります」と来たもんだ。

つまり、変更できるが、ごく一部の特別な切符のみ、ということでしょう。
日本語難しいね。

みどりの窓口の中には、1人職員さんが、

券売機で可能な対応は券売機へ、と案内する係でいらっしゃいました。
みどりの窓口を減らして、

でも1人職員さんをカウンター外に置かなきゃいけない。
経費削減って何なんでしょうね。

新幹線から在来線に乗り換える改札に、
「切符が出ます!お取り忘れのないように!」と叫ぶ職員さんも、

せっかく自動改札なのに、不思議な存在ですね。
それだけ乗車券を取り忘れる人が多いんでしょうが、
何かシステムを開発するより、人を立たせた方が安いんでしょう。

人件費って難しい。
東海道新幹線の車内販売の売り子さんも、今はどこで何をしているんでしょうか。
かなり便利に利用させていただいてたんですけどね。

缶のハイボールを買うと、プラコップに氷を入れてもらえたり。


代替の新幹線ホームのコーヒー自販機は、出てくるまで何十秒もかかって、
乗り遅れのリスクもあるそうで。

大幅に時間を取られて帰宅しようとしたら、
大雨の影響で東武東上線が運休、各駅に電車が詰まっている状況で、
今は発車できないというアナウンス。

 

ようよう動き出して、
駅で降りたら、車軸を流すような大雨。
出入口で途方に暮れる人もいる中、
ここで朝持って出た日傘が雨傘として役に立ちました。
両用で良かった。

それでもかなり濡れて帰宅。

8月1日(木)、前夜の雨も上がって朝から暑い。
前夜の大雨で庭のミョウガが倒れたので、ビニール紐で補強。
折れたわけでないものの、自立は無理のようで、
根っこが傾いたのかな。
紐で縛って、強制的に引っ張り上げました。



これが、こう。

 



この夏はこれで耐えてくれ。

朝から色々やって、ランチタイムの最後に滑り込み。
冷やしとろろ蕎麦。
蕎麦湯を頂いて〆。



最近、テレビを中心に「食べる」の丁寧語として「いただく」を使う場面を耳にします。

「いただく」は「食べる」の謙譲語であって、へりくだる表現です。
料理番組で研究科の方が、「夏はさっぱりいただけます」と言うくらいだと、
一人の料理研究家の意見として、

自分が食べるニュアンスを残していると解釈できますが、
試食の時に「それでは、いただいてみてください」というのは違うでしょう。
 

他人に言われる筋合いはない。
尊敬語は「お召し上がりください」あるいは「おあがりください」か。
「食べる」の丁寧語は「食べる」です。
「お食べください」ってのも違和感があるので、
「お召し上がり」が適当でしょう。

日本語の乱れ、と良くいわれますが、
これを指摘している人って今まで寡聞にして存じ上げません。

あとは「なるほどですね」ってやつ。
これは「なるほど」が上からの言葉だからビジネスには相応しくない、ということで、
手っ取り早く「ですね」をつけて当たりを柔らかにしたパターンでしょう。
「なるほど」が上から目線なのかはちょっと感覚的に判りませんが、
 

相槌としては「仰る通り」が適当らしい。
そこまでしなくても、と思いますけど、どうでしょう。
まあ、まず「なるほど」が上からなのか、という前提から疑っていきたいと思います。
失礼クリエイターの創作の可能性もありますし。

ちょうど学生時代に流行っていたのが、
「承知」「了解」の使い分け。

 

「了解」は上からだから、目上の人には「承知」を使すべきだ、
とどこかの就活関係の失礼クリエイターが作ったものが、
今では世間一般での常識になっているようです。
あれから15年、月日というものは恐ろしいですね。

ちょうどこれから太平洋戦争関係の番組が増えますが、
上官からの命令に敬礼して「了解!」と応えているはず。

「お疲れ様」「ご苦労様」も私が学生時代には広まり始めていました。
芸人になったら両方とも上下の隔てなく使うので、
これについては考えなくなりましたけども。

閑話休題。
その学生時代、独り暮らしを始めるにあたって使い始めた洗濯機をお別れをしました。
16年ちょっとお世話になったことになりますか。
前座時代は外置きだったのでカバーをかけて。
耐用年数を大幅に超えて、よく頑張ってくれました。
もう「National」のロゴも見納めです。



ついでに空いた洗濯機周りを大掃除。
たまたまこの日の蕎麦屋の帰りにパイプユニッシュを買っておいて助かりました。

このタイミングでないと、洗濯機の排水口は掃除できないんです。

洗濯機の下から、残念ながら小銭は出てきませんでしたが、
積もった埃と排水口を掃除して完了。

チラシを作って各所に確認に回して、
印刷へ出して、他にも作業をして、
長い一日でした。