制服だから一緒で当たり前。
だから年中組と年少組の子供たちは、男の子が水色で女の子がピンクという違いを除き全員同じ。
あとはズボンやスカート、靴がそれぞれ違うだけです。
そこに登場する年長組。
袖を破った前開きのスモック、頭にタオル、サングラス、虎柄の短パンに下駄履きのキンタさん!
続いて忍者コスプレの私、クマゴロー。
ラストに縦ロール、派手メイク、ピンクのスモックの襟元にはセーラー服のスカーフ、そしてロングスカート、まるで昭和のスケバン、マサカリ!
でもピコピコハンマーで子供らしさも忘れてません。
三者三様の出で立ちは誰の目にも印象的だったと思います。
その中で、私自身のこだわりが満載された衣装と小道具を紹介します。
まずはアイパッチ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/22/katsuo-47/e3/75/j/o0540096013677910258.jpg?caw=800)
こうしてアップで見ると分かると思いますが、正体は、かけることによって目の疲労を和らげる、細かい穴が無数に空いている眼鏡です。
100円ショップで買いました。
それをヤスリで削り切断し、ゴム紐を縫い付けただけのものです。
内側が窪んでいるので眼球を圧迫しないし、掛けっぱなしでも目に優しい設計です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/22/katsuo-47/de/0e/j/o0540096013677910288.jpg?caw=800)
鉢巻き。
忍者コスセットに入っていた腰に巻くはずの帯を転用し、鉢金の代わりに100均のキラキラシートを貼り付けました。
忍ぶ気ゼロ!
鉢金に貼るクマゴローマークも自作するつもりでしたが、和さんが描いてくれたものが気に入ったのでそのまま採用させていただきました。
オリジナルデザインらしいので権利的にも大丈夫!
なお、座長と増川さんから、某作品の鉢巻きを貸してくださるとの申し出があったのですが、オリジナルにこだわり、丁重にお断りしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/22/katsuo-47/c9/93/j/o0540096013677910348.jpg?caw=800)
帽子と鞄は幼稚園児コスセットの一部です。
昔懐かしい、折り紙の手裏剣。
帽子にも縫い付けて他者との差別化を図りました。
鞄にはこれも折り紙の熊ちゃん。
クマゴローの弟、クマコゴローくんです。
弟が欲しいよーとお願いしたら、ママが折って縫い付けてくれました、という設定です。
クマゴローとアイパッチが左右逆なのはそのためです。
けけけ決して間違った訳じゃありありありませんからね!わーん!
写真右下の手裏剣は、ラストの一枚絵のようなシーンにのみ登場しました。
愛するマサカリへのプレゼント。
段ボールと、鉢金に使ったのと同じ100均のキラキラシート、そしてこれも100均のハートシールから出来ています。
男の子キャラの中で、最後まで一途な愛を貫いた唯一の存在、それがクマゴローという男。
写真を撮り忘れましたが、刀も100均のものに、別の100均のキラキラテープを巻きました。
実は忍者刀は反りが少なくほぼ真っ直ぐなのですが、さすがに100円ショップにはありませんでした。
それにしても100均率高いなあ、折り紙も100均だし。
最後に…
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/22/katsuo-47/5a/69/j/o0540096013677910388.jpg?caw=800)
干からびたピーマン、私が作りました。
小道具部の臣さんが作った、本物のピーマンを極限まで乾燥させたものが座長のNGを食らい、仕方なく私が段ボールと水溶きボンドで成形し、色を塗り汚しをかけました。
ピーマンの料理ということで、まずは青椒肉絲を思い付きましたが、細切りでは分かりにくいかと思い、ピーマンの肉詰めということにしました。
こうしてアップにすると雑な塗りですが、客席からそれっぽく見えていたら幸です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/22/katsuo-47/c1/57/j/o0800045013677910467.jpg?caw=800)
↑舞台袖の小道具置き場
座長が毎回選べるようにと3種類とも用意されていました。
右が私の。
真ん中は涼さんが折り紙で作ったもの。
素晴らしい出来ですが、いちおう給食の残りなので丸のままでは…
物販コーナーに飾っておけば良かったんじゃないかとも思いますが、ネタバレを恐れたのでしょうか。
そして左が臣さんの問題作。
グロい。
乾燥してあるとは言え、ポケットに入れるのは憚られる。
何よりピーマンに見えない。
ボツもやむ無しですよね。
という訳で、臣さんの乾燥ピーマンが陽の目を見ることはありませんでした。
FOX時代も大道具部所属で小道具を自作することはほとんどなかったと思います。
パッと思い付くのは『深大寺恋物語』のときの巨大杓子ぐらいですかね。
客演では河童のお面などを自作したものです。
実は小道具作るの、好きなんです。
以上、『キンダーガーデンのお姫様』にまつわるあれこれを書いてきました。
他に書き忘れたこともあるかも知れませんが、思い出したらまた書きます。
なんやかんやで今回も思い出深い公演になりました。
次回のK-Showは11月予定のアトリエ公演。
今度は何をやろうかな?
お楽しみに!