Rostov-on-Don観光からMoscowへと移動
ベルギー対日本の試合観戦後、Moscowからスタジアムまで一緒だった男性の1人と合流。
さらにその男性の若い友達も加わり、3人で来た時とは反対側のシャトルバス乗り場へと向かいました。
彼らは宿を予約せずに来ていたそうで、狭い部屋の床で構わないと言うから、ホテルさえOKならどうぞと。
ビジネスクラスでロシアまで来て、その日会ったばかりの他人の部屋の床で寝るって、何だか面白い人だと思いませんか?
かなり歩いた場所に待機していたシャトルバスに乗り、駅からはタクシーに乗り換えようやくホテルに到着。
フロントで事情を説明すると、あっさりOK。
彼らが駅で買っていたビールとパンをいただき、乾杯。
結局、3時間ほどのみの滞在で、寝台列車でMoscowに戻ることにしたそうで、ホテルの入口で2人を見送りお別れ。
もう一度寝て目覚めると、すでに11時。
無料の朝食を食べ損ねてしまいました。
自分がMoscowに戻る便は7月3日の21時頃だったので、正午過ぎにホテルをチェックアウトし、市内を観光。
空港までのシャトルバスは試合が行われる日しか運行していないと知り、愕然としました。
普通のバスで行こうとFIFA FAN FESTの周辺にいたボランティアスタッフに聞いてみましたが、詳しい人は見つからず。
タクシーを呼んでもらい、何とか解決。
来てくれたタクシードライバーは、非常に陽気なおじさんでした。
後部座席に乗り込むと、すぐに車を停めて「せっかくだから隣に乗りなよ」と。
言葉はあまり通じませんでしたが、心は通い合ったように感じました。
そこから地下鉄を乗り継ぎ、予約していたホテルの最寄り駅に着きました。
思っていたよりも距離がありましたが、どうにかこうにかホテルがあるはずの場所に到着したのですが…。
それらしき建物は真っ暗。
途方に暮れていると、どこからともなく1人の男性が現れ、ホテルに電話してくれました。
それでも応答がないので、入口のガラスのドアを叩くと、明らかに今の今まで寝ていた女性が出てきました。
仮眠していたフロントスタッフだったようで、無事にチェックインが出来ました。
それにしても、突然現れた救世主は何者だったのだろうか…。
彼がいなければ、まさかの野宿になっていたかと思うと、ゾッとします。
部屋に入れたのは26時前。
さすがに疲れました。