ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

ちょっといい話の回覧板

【教育は最も大事】

メルマガ「人の心に灯をともす」より

山口謠司(ようじ)氏の心に響く言葉より…


《愚者(ぐしゃ)意(い)を陳(の)べて、智者(ちしゃ)論ずるは、教(おしえ)の道なり。》(趙二 二三三)

無知の人々が意見を述べて、智者がこれを論ずることが教化の基本である。


「教えの道」とは、人を望ましい方向へ進ませるために教え導くことである。

古代にあっては、「人を教えること」は、政治の中でもとくに重要な問題であった。

外交という面では、自国より文化の水準が低いところには、教えて文化的な国家をつくらせるということがあった。

また内政の面においても、教育は非常に重要であった。

『礼記(らいき)』という書物によれば、周の時代には、すべての子供に「六芸(りくげい)」が教えられたという。

これは、礼 (挨拶)、楽(音楽)、射(弓を射ること)、御(乗馬や馬車の操作)、書(文字)、数(計算)である。

古代の中国において、文化の基本はこの「六芸」に凝縮される。

「無知の人々が意見を述べて、智者がこれを論ずることが教化の基本である」というところから、戦国時代には儒家以外にも、法家、道家など百家の思想が生死を懸けた議論の中から生まれ出た。

儒家は、「徳」を基盤に自己を修めることが、ひいては国家の平和につながると主張する。

法家は、人間は法律のような制限がなければ、悪に走るという。

そして道家は、人間も自然の一部であるから、文化を発達させすぎると本来の人間の性質が破壊されると憂えるのである。

『中国古典100話』知的生き方文庫




戦乱続く古代中国にあっても、国の政策で、最も大事なことは、子供の教育であった。

未来の世の中を支えていくのは、今の子供たちだからだ。

これは、現代でもまったく同じだ。

未来を担う子供たちに、知識や教養だけでなく、自ら考える力を身につけさせること。

そして、子供たちの安全を守ること。

これは、すべての大人に課せられた責務だ。

しかしながら、昨今は、山口周氏いわく「オッサンの劣化」が甚(はなは)だしい。

例えば…

ある大学教授が、「公園で遊ぶ子供がうるさい」とクレームをつけ、公園を廃止させてしまったという事例。

それに対して、茂木健一郎氏は、

「子どもは国の宝なのに、みんなで見守ってそだてなければならないのに、これだけ少子化が問題だとか言われている中、公園で子どもが遊ぶのがうるさい、と主張する(そのことは言論の自由で自由だが)ノイジーマイノリティの声が通って公園が廃止されるような事象は、はっきり言って狂っている。」

「子どもは大人たちが用意してくれる安全地帯(secure base)があるからこそ、いろいろなことに挑戦して学ぶことができる。成長して大人になるとは、今度は誰かの安全基地になること。それなのに、子どもたちの安全基地を奪う大人がいる。最低。そいうのは大人とは言わない。図体だけが大きいガキだ。」

これは、昨今、何百年と続く地域のお祭りで、子どもたちが、シャギリ(笛や太鼓、鉦“かね”で奏するお囃子“はやし”)の練習をしていると、「うるさい」と怒鳴りこんでくる大人がいるというのとも同じだ。

子供にとって、遊ぶことも、楽(音楽)も大事な学びの一つ。

2000年以上も前から、大事にされてきた、子供の教育。

教育の大切さを今一度、胸に刻みましょう。

 

 

 

 

 


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