ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

ちょっといい話の回覧板

【しゃべらないで黙ること】

メルマガ「人の心に灯をともす」より

林健太郎氏の心に響く言葉より…


ディズニー映画の『バンビ』の中では、ウサギのタンパー
(日本での名は「とんすけ」) が父親から言われていた
「ある教え」が登場します。

「ナイスなことが言えないなら、何も言うんじゃない」
いわゆる、「沈黙は金」です。 

「沈黙は金」が意味することは、
「沈黙は多くを語る以上の価値がある」というもの。

まさにそのとおりなのです。

一見、「しゃべらないで黙るだけ」ですから、
簡単そうに思えますが、なかなかどうして、これが難しい。

プロのコーチであっても、
黙ってクライアントの言葉に耳を傾けることができず、
つい自分ばかりがしゃべり続けてしまう人がいるほどです。 

私がコーチングを学んだときも、
口を酸っぱくして何度も教えられたことがあります。

それは、「なぜ今、あなたがしゃべっているのか?
常にその問いを自分に立てなさい」 というものでした。 

「今は本当に、自分がしゃべるタイミングなのか?」
「自分がしゃべりたい衝動に負けてしゃべっているだけではないか?」
それを肝に銘じておけというわけです。 

言い方を変えれば、 「しゃべりたい」という欲求と、
「実際にしゃべる」という行動をきっちりと分けて、
冷静に判断しなさいということ。 

私はよく、この「しゃべりたい」という欲求を
「万引き」に例えます。 

「しゃべりたいという衝動にかられて、つい、しゃべってしまう」
ことはあっても、あなたが「ほしいという欲求にかられて、
つい万引きをしてしまう」なんてことはないはずです。 

それは、「万引き」は犯罪なので、「欲求」と「行動」が、
きっちりと分けられていて、
「やってはいけない」と刷り込まれているからです。 

ですから、「ついしゃべって、相手を否定してしまうこと」も、
万引きと同じ考え方で「やってはいけないこと」として、
欲求と行動を分けてほしいのです。

「否定したい」=「否定する」ではなく、「大人の分別」を持って、
「まず黙りましょう」ということです。

『否定しない習慣』フォレスト出版




本書の中にこんな文章があった。

『まず、黙って相手の言葉に耳を傾けることができたら、
大原則として、「相手が話し終わるまで黙ったまま」でいましょう。

途中で、何度も話をさえぎりたくなるかもしれません。

ここが我慢のしどころ。

相手の言葉をさえぎってしまったら元の木阿弥です。

話をさえぎった時点で、それはもう、
立派な「否定」だと思ってください。

そして、次のステップ。

相手が言いたいことを話し終わったなと思ったら、
そこから、最低約2秒は沈黙を続けてください。

頭の中で「い~ち、に~い」とカウントしてもいいでしょう。

どうしてこれが必要かというと、話したい衝動を抑えていると、
相手の話が終わるのを、今か今かと待ちわびて、話が終わったとみるや、
食い気味に言葉を発信してしまう傾向にあるからです。

そして、そうやって発した言葉は、否定になりやすい。

そんな会話の場面。

心あたりがありませんか。』


相手の話をさえぎって、自分が話し始めてしまったら、
それは相手を否定しているのと同じこと。

どんなに長い間がまんして聞いていたとしても、
それをさえぎった途端に今までの苦労はすべて元の木阿弥(もくあみ)。

相手の話をさえぎらず…

「しゃべらないで黙ること」を胸に刻みましょう。

 


■朝早く送られてくる、友人のにしやんからのちょっといい話を回覧板にしてしまいました。次の人に回覧してあげてくださいね。

 

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