◇ ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

◇ ちょっといい話の回覧板


【威張る男は】

メルマガ「人の心に灯をともす」より

二見道夫氏の心に響く言葉より…


ギリシャ神話に出てくる刑罰の神ネメシスが、次のような人間は許せない、人間として最も卑しむべきであり、厳しい罰を与えなければならない、として“七つの大罪”を挙げている。

一、自慢ばかりして高慢なこと(威張った態度になるから)

二、ケチなこと(ボランティア精神に欠けているから)

三、すぐ怒る、すぐカッとなること(精神作用が単純すぎるから)

四、他人を妬むこと(自分のいい加減さを棚に上げ、成功者の足を引っ張るから)

五、大食であること(自己管理のできない人間は、いずれ傍迷惑になるから)

六、贅沢をすること(自分の稼ぎに不釣り合いなほど見栄を張るから)

七、怠け者であること(楽をして儲かる話はないかとばかり考えているから)


かっこ内は私の解説だが、こうして七つの大罪を見渡してみると、これらは私たち人間の性格や考え方、あるいは常識などと大きく関わっていることに気づく。

ネメシスならずとも、罰を与えるにふさわしい七つの大罪かと思う。

たとえば自慢・高慢について触れてみよう。


Sさんはよく私をなじみのレストランに案内してくれる。しかしそのレストランでの従業員に対するSさんの態度が、私など赤面するくらい横柄なのである。

要するに自慢高慢型なのである。

従業員たちは、はいはいと言ってサービス提供に努めているので本人は気づいていないが、ある日のこと、まったく別の人とそのレストランに出かけることになった。

この人もこの店の常連だ。

従業員とも懇意である。

Sさんと従業員との関係とはまるで雰囲気が異なって本当に親しい、それでいてお互いに敬意を抱いている感じであった。


私のことを、これこれの人だからよろしく……とこの知人が紹介したら、「お顔だけは存じ上げております」というチーフ(その日に知った)の返事である。

その夜遅く、店の外で一杯やったときのこと。

「ここだけのお話ですが、店の者が嫌がるんですよ。頭ごなしでしょう、あの方は……」とSさんのことをいうのである。

従業員たちは、Sさんの高慢な態度を日頃から快く思っていなかった。


では彼の高慢さはどこから来たかというと、「会社が有名大企業だから」なのである。

彼が「私はどこどこに勤めています」と言うと、必ず「ああ、あの有名な……」との反応が返ってくる。

それで会社と自分の格とを混同しているのである。

もちろんその会社に勤めている人がみんなSさんのようなわけではない。

彼個人の威張りたがる性格が主因なのである。


『一日一話、寝る前に「読むクスリ」』





「威張る男は、要するにまだ一流でないということです」 (オードリー・ヘプバーン)

威張る男も、ケチな男も、すぐ怒る男も、足を引っ張る男も、みんな、一流ではない。

人から好かれないし、モテない。


一流の大人は、謙虚で、暴言も吐かなければ、汚い言葉は使わない。

つまり、品(ひん)があるのです。



■朝早く送られてくる、友人のにしやんからのちょっといい話を回覧板にしてしまいました。次の人に回覧してあげてくださいね。

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