◇ ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

◇ ちょっといい話の回覧板

【お父さん、泣いていたよ】

メルマガ「魂が震える話」より

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実家の両親に彼が結婚の申し込みをしに、挨拶に来た。

会話は和やかで結婚の話にも触れていたし、両親も私と彼の結婚を祝福してくれていたが、彼は、

「お嬢さんと結婚させてください!」のようなセリフを言えないでいた。

彼は話を切り出すタイミングを失っている様子だった。

結局、彼は確信の言葉を口にせぬまま宴は終了した。

私は彼を送るために玄関に先に出た。

しばらくして、彼も玄関の方にやってきた。

彼は両親にペコリと頭を下げて私の実家を後にした。

私は彼を近くまで送っていった。

すると、彼がポツリと言った。

「お父さん、泣いていたよ・・・。」

私はどうして父が泣いていたのか彼に尋ねた。

「○○ちゃん(私)が、先に玄関に行ったでしょ。

その時、俺、お父さんに

『○○ちゃんを幸せにしますから』って言ったんだ。

そうしたら、お父さんは俺の手を握って、薄っすら涙を浮べながら、

『娘を宜しくお願いします』って言ってくれた」

私はその話を聞いて、目頭が熱くなった。

その後、しばらくして私は彼と結婚した。

たまに実家に帰ると、父は殆どお酒が飲めないのに、夫と酒を飲みたがった。

後で聞いた話だが、父は親類に以前、

「○○は嫁には出さん!」と語っていたらしい。

しかし、父は夫を本当の息子のようにとても可愛がってくれ、夫をいつも誉めてくれた。

結婚3年目の今年、父が他界した。

夫は「お父さんにロクに親孝行をしてあげれなかったな・・・」と言った。

私も、父に親孝行らしい事を殆どしてあげれなかった。

でも父は、息子と一緒に酒を飲めることが出来て、幸せだったのかな・・・と思うことが、慰



■朝早く送られてくる、友人のにしやんからのちょっといい話を回覧板にしてしまいました。次の人に回覧してあげてくださいね。