◇ちょっといい話の回覧板 | 浪花のコーチング税理士☆食べ歩き編

◇ちょっといい話の回覧板

【事件は現場で起きている】
昨日の中日新聞朝刊コラム“中日春秋”より
「現場」と組織の「中枢」との意識のズレを、こうも端的にいった言葉はあるまい。
「事件は会議室で起きてんじゃない。現場で起きてんだ!」。
十数年前の大ヒット映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』で、主人公青島刑事が叫ぶ台詞。
ちょっと流行語にもなった。
さて、福島第一原発の事故後、東京電力の当時の社長が政府に、作業員を全面撤退させる意向を示したことがあった、との話は本当だったようだ。
退任後、菅前首相が各紙に、さらには枝野前官房長官も読売新聞に、そう明言している。
結局、菅さんが東電本店に乗り込み「撤退などあり得ぬ」と押し切ったが、もし事故原発が放置されていたらと想像すると背筋が凍る。確かに「日本が国家として成り立つかどうかの瀬戸際だった」(前首相)かもしれぬ。
枝野さんによれば、東電「中枢」の撤退意向を受けて確かめたのが、まさに事故がおきている「現場」。すると第一原発所長は「まだ頑張れる」と言ってくれたそうだ。菅さんにも感謝だが、あらためて「現場」に助けられたとの思いが募る。
だから、うれしい。事故対応に当たった東電の作業員、消防隊員、自衛隊員らに、欧州で権威ある「スペイン皇太子賞」が贈られることになったという。主催団体が「英雄と呼ばれるにふさわしい」と称えたのはすべて「現場」の人々である。
2011.9.9 中日新聞・中日春秋より

■朝早く送られてくる、友人のにしやんからのちょっといい話を

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