今になって思えば、ここの親方はいかにもゲイの方が好みそうな風貌で『ガテン系』というのでしょうか、
濃い目鼻立ちと無精ヒゲ、ニ枚目です。
そしてちょっと大柄な体格。
当時は船にも乗っていましたから「海の男」の要素も入り。
いざ振り返ると、ゲイの子からはそれ以前から、チョコチョコ不満アピールがあったのを思い出しました。
この人に近付き過ぎたのは私にデリカシーが欠けていたと反省せざるを得ないです。
その結果、館山でライブの出番はなくなってしまいましたし。
活魚です。活魚。
最初は本カワハギを肝と細かめに叩いた、叩きとなめろうの中間くらいなやつ。
醤油、いや味噌だったのかも。細ネギで。
『ものすごく、美味かった』です。
「細胞が死んじゃうと、味が変わるから賞味期限五分くらいなんだよね」
標準語で言えばそんな感じでしょうか。
実際は房州弁バリバリ。
「カワハギは釣り上げたら腹の空気を抜かないと、あお向けになって死んじゃうから、
この針を肛門に刺して浮き袋の空気を抜くんだ」
と、こちらも房州弁で。
昔、点滴のエア抜きに使っていたような太い針を見せてくれました。
次がアジで、こちらも賞味期限は五分。
これは以前『アジ釣り』に載せました。
モチモチした食感に、いつまで噛んでも後から後から風味がやってくる活けならではの味わい。
ちなみにこちらも五分以上経過すると、食感は死後硬直がくるまで変わりませんが、素晴らしい味は根こそぎなくなってしまいます。
外房でアジが釣れてるみたいだし、
行ってこようかしらん。