病院から渡された冊子から、重要と思われる情報をピックアップしていきますね。
『抗がん剤治療で副作用はなぜ起きるのか?』
これは簡単に言えば、抗がん剤で、無限に増殖する癌細胞を増殖しないように抑えるわけですが、抗がん剤は、癌細胞だけではなく、普通の細胞にも作用するので、普通の細胞が自分の働きをすることができなくて、それが副作用になって現れるわけです。
『なんで吐き気が起きるのか。』
抗がん剤といえば、吐き気と嘔吐です。
これは、薬によってはかなりきついものもあります。
そもそもなんで、吐き気がするのか。
・脳にある「嘔吐中枢」と呼ばれる部分が、抗がん剤によって刺激されるために起こるそうです。
嘔吐中枢!?
え、その中枢、必要なの…?
いや、必要か…体も必要だから嘔吐するわけだしな…。(何に必要なのかな・・・)
『おう吐の種類』
・急性おう吐
・遅発性おう吐
・予測性おう吐
と、3つのおう吐に分類されるみたいです。
急性おう吐は、抗がん剤投与から24時間以内に起こるおう吐。
早ければ数時間で現れます。
遅発性おう吐は、抗がん剤投与24時間以降に起こるおう吐。
2~3日目が最も強く、一週間ほど続きます。
少しずつ軽くなるので、少しずつ物が食べられるようになります。
そして、予測性おう吐。
副作用への不安や恐怖から起こるおう吐です。
大丈夫。
薬が抜ければ、吐き気もなくなります。
ほんのしばらくの辛抱です。
でも、おう吐恐怖症という方はいらっしゃると思うので、その旨、先生と相談されるとよいと思います。
さて、いよいよ、抗がん剤治療の始まりです。
つづく
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