臨床試験の詳しい内容を話し終えたと思ったら、先生がコチラを見まして、言うのです。

 

真顔「実は、この試験をやるにあたって、条件に合う患者さんがなかなかいないんですよ。
それで、夢野さんが、見事に一致してるわけです。
なので、参加していただけると、将来のがん治療にとても役立ちます。」

 

「・・・・効くんですよね?」
↑これが一番重要。

 

 

 

真顔「それは、データがあまりないので、ハッキリ効きますとは言えないのですが、5cmあったしこりが5mmにまで小さくなった方もいます。」


へぇぇーーー!!それは、すごいね!

なんか、関西の方の病院の先生で研究している人がいて、条件に合う患者さんを探してたんだって。
で、私の担当の先生のさらに上の先生が、「これ、夢野さんにいいんじゃないか?」と勧めてくれたらしい。
ほほう。
で、本来、2時間点滴する必要のある薬が、コレで変えることによって30分に短縮されるらしい。
それは助かるなぁ・・・。
で、吐き気の強いアンスラ系が後半に持ってかれるらしいので、初めのうちは、吐き気の軽い点滴なんだって!
まぁ、吐き気はするんだけど。

 

なるほどなるほど。

まぁ、「やりませんか?」と言われた時から、やる方向で心は決まってるんですが、この機会だからもっといろいろ聞きたいですね。

こんな話を聞くこと、めったにないだろうし。

 

つづく

 

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