Sadowskyの5弦ベースを強奪してみた | ウクレレとマンドリンと三線の講師による楽器初心者の為のブログ

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初めまして、東京都内で音楽講師をしている克樹です。
ギターに始まり三線やウクレレやマンドリンや二胡や三味線など弦楽器を一通り教えています。僕が実際に使用したりしている機材の話しや弾き方についてのお話しを書いています。

冬だからカニが恋しい克樹です

 

少し前のお話しですが元Croixのベーシストであるてっちゃんと久し振りにご飯を食べにいきまして、そこで彼が以前から所有している5弦ベースを半永久的に借りる事になりました。

ミュージシャン仲間でもあり友達でもあるので彼が音楽を趣味に切り替える事になった時も、惜しいなというよりも勇気のある選択だと思いました。

 

ミュージシャンというのは博打的な職業だと捉えられがちですが、しっかりと考えて行動を出来ればある一定の結果を出す事は十分可能です。

しかし起業しても殆どの会社が5年持たないのと同じで、自律し行動し続けるというのは生半可ではないパワーとモチベーションが必要です。だからこそ僕は音楽を趣味として楽しむという考え方も大賛成です。

ちゃんと考え抜いて答えを出した彼はとても清々しい表情をしていました。

 

という事で

「それもう使わないよね?じゃあ貸して!」と無情につけこむ私はきっと地獄行きなのは間違いありませんが

それは置いといて折角借りたのだから色々とご紹介していきたいと思います。

尚私はベーシストではないので超絶激ゆるなレビューとなりますがご容赦下さい。

 

 

 

サンバーストカラーはやや渋めな印象

 

 

ピックアップはシングルタイプが2機

 

ペグは皆んな大好きヒップショット

 

 

内臓プリアンプはサドゥースキーで定番のやつ

 

 

 

 

ストラップは以前リッチーコッツェン モデルのテレキャスに付けてたやつを流用、太さでは完全にベース用

 

 

とりま外観はこんな感じ。まあこんな事言うとバチボコ怒られますが、5弦ベースであれば何でもよかった私には完全に豚に真珠のハイスペック。なんならジャズベとプレベの違いも僕は分かってません。

実際に弾いてみたインプレッションとしては何よりもボディがめっちゃ軽い!多分4キロ台前半です。

5キロ後半も珍しくない5弦ベースの中では相当の軽さではないでしょうか?

 

恐らく木材の選定から厳しいのは勿論の事、パーツのウェイトも厳密に計算されていると思われます。

サドゥースキーの理念自体も楽器は軽い程良いって言ってる辺り、相当の拘りなのでしょう。

てっちゃんも僕もメンテナンスという知識は皆無ですので、長らく放置されてたであろうにも関わらずネックの状態はバッチリ、やはりいい楽器はネックが強いというのは定説なのかも知れません。

 

そして各弦の鳴りのバランスが良いです。極端に偏ってもないですが、引っ込んだ印象もなくまさに万能機。

もしこれが人だと可もなく不可もない、人間味がまるでないっていうdisがめちゃくちゃ飛んでくる所ですが、楽器だとそれが迎合されるのも不思議な世界。

 

 

総評

  • 自分のプレイがある程度確立されているプレーヤー向け
  • 僕のように仕事の上で使う必要がある人間向け
  • めっちゃ軽い
  • デッドポイントがない
  • ネックの質が良く環境変化にも強い

 

ハイポジションの弾き心地も抜群です、まあ使わないけど。ってか言うほど使えないけど。

こないだお遊びでXのエンドレスレインのイントロのベースソロ弾いてみましたけど、素人に毛の生えたような僕でも確かな弾きやすさを感じたので間違いはなさそう。何故か横方向のビブラートは出来るので、そうゆうのもやりやすかった。

 

恐らく弦高もかなり低めなセッティングですが、全然ブレない辺り流石の作り。借りたモデルは恐らくメトロラインという日本製の廉価版ですが(確証はない)ハイエンドモデルに引けを取らない作りです。

 

廉価モデルとしてはバッカスが一番台頭に上がると思いますが、折角なら奮発してもっといいベースが欲しい!という方には

めちゃくちゃオススメだと思います。