今日で僕は28歳という一年を終えます。
本当に色々なことがあった。
濃かったなぁ。
たくさんの人に出会い、多くの想いや考えに触れた。
僕自身の考え方も変わったと思う。
そんなわけで、いい機会なので今の活動を始めた想いとか考え方の元になっていることなんかをまとめてみようかと。
脳内整理ね。
まず、僕が福祉とか障害っていうものを考えるきっかけになったこと
それは結婚と子ども(長男)が生まれたこと。
結婚したのはいつだ?
2005年の10月16日。結婚式は23歳の誕生日。
長男が誕生したのが2007年だね。24歳の時だわ。
いままで、将来のこととか妹たちのことってあんまり考えたことがなかった。
でも、家族を持ったことで考えた。
とは言っても、この時はそこまで深くは考えていなかったのかもしれないけど。
仕事も岐路だった。
高校を中退して、ずっと大工をやっていた。
このころようやく修業期間を終えて、独り立ちっていう時期だった。
そんな中ででた結論が住環境整備という仕事への転職。
今までやってきた大工の仕事、スキルを活かして福祉の道へ進んだわけです。
ここで福祉・医療・障害児者の生活についてを学んだ。
現状、悩み、できること、できないこと。。。
そんな中「きょうだい」という存在について考えるようになった。
この感覚は今までには無かった。
同じような境遇で同じような悩み・不安を抱えている人が他にもいるなんて考えたこともなかった。
自分だけ、自分の家族だけの問題だと思ってた。
視野が広がったね~。
知らないことがどんどんでてきた。
んで、いっぱい吸収した。
そしたら吸収したものを出してみたくなった。
というか溢れたんだよね。
今やっている活動というか目標を一言でまとめると
「障害を持った方もそのご家族も、安心して楽しく暮らせる地域づくり」です。
本当は「障害児者」とかではなく、「誰でも」と言いたいんですが、それだと相手に伝わらないんですよねー。
大切なのは「伝えること」ではなく「伝わること」だから。
どんな想いでその目標を掲げているかといいますと。
「自分と自分の家族にとって必要なことだから」ですね。
僕は長男です。
妹三人が重度の身体障害者です。
妹たちは母と末期ガンの祖母と暮らしています。
さて、母親が倒れたらどうなるでしょう?
施設に空きはありません。
ケアホームもいっぱいです。新たに作られる予定もないそうです。
彼女たちには元気なお兄さんとその家族がいます。
間違いなく僕らと一緒に暮らすことになるよね?このままだと。
それって変じゃない?おかしいよね?
ってか、俺やだよ。
僕は妹たちの介護はできません。だって性別違うもの。
確実にうちの妻がやることになるよね。
子どもたちにも影響出るよね。
だってお母さんが大変だから。我慢が増えるし、不条理に怒られてしまうかもしれない。
だってお母さんの心には余裕が少なくなってしまうだろうから。
そんな生活はいやです!
では、どうしたらこのようにならないでしょうか?
それは障害児者が家族の世話を受けなくても生活できるような地域社会ができあがっていること。
だから僕は「障害を持った方もそのご家族も、安心して楽しく暮らせる地域づくり」を目標に活動しています。
僕たち家族がまるっきり関わらずに妹たちが生活していくことはやっぱり難しいと思う。
でも、負担は減る。
だから、やります。
これは自分や自分の家族だけが安心なのではなく、この地域で暮らすみんなにとっても安心なことなんだと思う。
ちょっと大きな目標だけど、ここに向かって一つ一つやっていけばクリアできる。
そのための拠点がコミュニティサロンなのよ。早く形にしたいっす。