私が以前のブログで書いた記事をコピペ。わたしの考え。
障害児者は障害を持っているので生きていくのは大変です。
障害児者の親は障害児者の面倒をみなければならないので大変です。
きょうだいはそのことをよくわかっています。
わかっているからこそ悩んだり、我慢したり、不安を抱えていたりすることを皆様はご存知でしょうか?
きょうだいには、障害のあるきょうだいの事が好きで、親御さんのしていることを素直に受け止めている人もいますし、障害のあるきょうだいのことで困ることがあったり、親御さんが自分のことを愛しているか心配で、そのようなことを考えてしまう自分のことも嫌いで、それが辛いと思っている人もいます。その両方の気持ちを抱えている人もたくさんいるでしょう。親御さんには、きょうだいがそのような気持ちを抱いているということを理解し認めてほしいと思います。
きょうだいは障害のあるきょうだいの障害によって様々な影響を受けます。その影響はきょうだいの障害の種類や程度、性別、出生順位、年齢、親の障害受容、親のきょうだいへの心配りの有無や程度等によっても様々です。また、辛い影響もたくさんありますが、良い影響のたくさんあります。
きょうだいの年代ごと(幼年期、学童期、思春期、青年期、熟年期)にも考えなければならない問題があります。たとえば、学童期にはきょうだいは自分のことは自分でしなければならないことが多いため早熟となり、きょうだいの発達が促進されます。しかし、親に心配をかけまいと良い子でいることを強いられたり、言いたいことを言えないでいたりすることがあります。学校では障害のあるきょうだいのことでいじめられてしまうこともあるかもしれません。また、いじめられないように障害者のきょうだいであることを隠し他人のようにふるまうこともあります。しかし、そういう自分に嫌悪感や罪悪感を持ち自分を責めてしまい一層辛くなることもあります。
ところがここできょうだいがきょうだいの障害についてしっかりと理解し、親御さんがきょうだいの気持ちを理解していたとしたらどうでしょう?少し自分のわがままが言えるかもしれません。いじめっ子には言い返したり、正しく説明してあげることができるかもしれません。とは思いませんか?
ここに記したことはほんの一部の問題ですが、このようなことからきょうだいに対して、親に対しての適切な支援が大変重要であると考えております。