大東亜戦争における

大日本帝國陸海軍の戦没者数は、

およそ230万人。

 

そのうち、栄養失調に起因する

マラリアや赤痢などの病死を含めた

広義の意味での「餓死」で

亡くなられた英霊は、

約60%以上と言われている。

 

過日、靖國神社に桜を観に行った際、

令和6年遊就館特別展

【兵食 陸海軍の食事から、英霊に捧げる「神饌」まで】を見学。 

 

 
兵食にフォーカスしたとても興味深い企画でした。
以下、展示資料を少しだけ紹介します。
 

昭和天皇皇后両陛下が、

支那事変で戦闘中の将兵を偲び、

前線の陣中正月料理と同じものを

召し上がられていた事実にも胸が打たれた。

 

例大祭における英霊に捧げる神饌。

他の神社と違うのは、洋酒や煙草など、

英霊のための嗜好品が供えられていること。

 

日本全国の酒蔵から献酒が

行われているのは知っていたけど、

まあ、有名な神社だからなあ、

ぐらいにしか思ってなかった。

 

でもそんな単純な話しではなくて、

英霊に愛する故郷の懐かしい

お酒を飲んでいただきたいと、

同じ想いを持った全国の酒造家、

酒類販売関係者によって、

全國靖國献酒会が結成されたそうだ。

泣ける。

※これは境内に掲示されているものです。

 

遠い異国の地で遥かな故郷を想い、

飢えに苦しみながら散華された多くの英霊。

 

平和で豊かな食に恵まれている現在だからこそ、

見ておきたい特別展だと思います。

 

とりあえず今度、

海軍の牡蠣クリームスープを再現してみようっと。