一門の弟弟子・尾田直彪くんの勉強会に初めて行って来ました。尾田弁士は毎月の勉強会のほかにも都内各所や地元熊本での上映会を精力的に行なっています。今回は原作泉鏡花、溝口健二監督、入江たか子主演「瀧の白糸」(マツダ映画社ver.)です。
他の弁士のカツベンを見る(聞く)とき、「自分ならどういう説明台本を書くだろう」と思いながら見る(聞く)は、よくあります。毎回ではありません。毎回ではない、というのは、その映画に対する興味の大きさ(ぶっちゃけていえば、好きかどうか)が重要になって来ます。作品によっては最初から最後までイチ観客として楽しむことも少なくありません。
そういう意味で今回の作品「瀧の白糸」について私がどう思っているかというと、今まで澤登師匠、井上陽一弁士や大森くみ子弁士の活弁や、サイレント映画ピアニストの柳下美恵さんの伴奏のみバージョンなどで見ています(特に大森弁士の「瀧の白糸」は昨年のアメリカツアーのときの短い期間に数回)がーー正直「自分がどうしてもやってみたい!」とはあまり思えなかったのでした。それは作品に魅力を感じなかったというより、あまりに難しくて手を出しづらい、といった印象からです。
(ただ、このあたりの感覚は我ながら非常に微妙で「難しすぎるけど、それを上回る『やってみたい!』」感の「散り行く花」とか、それまでは「やりたい!」と思うどころか映画をちゃんと鑑賞する方法さえ分からなかったのにえいやっ!でやってみた「狂つた一頁」とか、仕事としてお受けする場合をのぞくと気持ちの濃淡(仮にそれを「いつかやってみたい映画リスト」と名付けてみますが)は絶えず変化しています)
さて、長々と書いて来ましたが、では今回の尾田弁士の「瀧の白糸」は見ていてどうだったかというとーーとりあえず現時点で「いつかやってみたい映画リスト」には載っていなかったこの映画の説明台本をもし書くとしたら、知っておきたいことを頭の中で思い浮かべながら見ておりました。それは例えば、当時の旅芸人の一座興行についてだったり、日本の法曹制度だったり、東京から金沢までの鉄道路線だったりしました。また、白糸が官憲に捕縛されて列車で移送中に都合よく(多分路線沿いに)撫子たちの蕎麦屋があるということに関してどうやって処理するか(あるいは知らんぷりをするか)、という問題についても考えました。そしてそんないくつかの疑問点を整理しながら、一方で「これはなかなか、というより、すごく難物であるな。よかった今のところやる予定がなくて」と思ってもいたのでした(仕事としてやる可能性が万に一つでもあるかもしれないので油断は出来ませんが)。
他の弁士のカツベンを見る(聞く)とき、「自分ならどういう説明台本を書くだろう」と思いながら見る(聞く)は、よくあります。毎回ではありません。毎回ではない、というのは、その映画に対する興味の大きさ(ぶっちゃけていえば、好きかどうか)が重要になって来ます。作品によっては最初から最後までイチ観客として楽しむことも少なくありません。
そういう意味で今回の作品「瀧の白糸」について私がどう思っているかというと、今まで澤登師匠、井上陽一弁士や大森くみ子弁士の活弁や、サイレント映画ピアニストの柳下美恵さんの伴奏のみバージョンなどで見ています(特に大森弁士の「瀧の白糸」は昨年のアメリカツアーのときの短い期間に数回)がーー正直「自分がどうしてもやってみたい!」とはあまり思えなかったのでした。それは作品に魅力を感じなかったというより、あまりに難しくて手を出しづらい、といった印象からです。
(ただ、このあたりの感覚は我ながら非常に微妙で「難しすぎるけど、それを上回る『やってみたい!』」感の「散り行く花」とか、それまでは「やりたい!」と思うどころか映画をちゃんと鑑賞する方法さえ分からなかったのにえいやっ!でやってみた「狂つた一頁」とか、仕事としてお受けする場合をのぞくと気持ちの濃淡(仮にそれを「いつかやってみたい映画リスト」と名付けてみますが)は絶えず変化しています)
さて、長々と書いて来ましたが、では今回の尾田弁士の「瀧の白糸」は見ていてどうだったかというとーーとりあえず現時点で「いつかやってみたい映画リスト」には載っていなかったこの映画の説明台本をもし書くとしたら、知っておきたいことを頭の中で思い浮かべながら見ておりました。それは例えば、当時の旅芸人の一座興行についてだったり、日本の法曹制度だったり、東京から金沢までの鉄道路線だったりしました。また、白糸が官憲に捕縛されて列車で移送中に都合よく(多分路線沿いに)撫子たちの蕎麦屋があるということに関してどうやって処理するか(あるいは知らんぷりをするか)、という問題についても考えました。そしてそんないくつかの疑問点を整理しながら、一方で「これはなかなか、というより、すごく難物であるな。よかった今のところやる予定がなくて」と思ってもいたのでした(仕事としてやる可能性が万に一つでもあるかもしれないので油断は出来ませんが)。
というわけで、尾田弁士の説明についてはほとんど何もコメントしておりませんが、今度地元の上映会でもかけるようですし、何しろネタ下ろしでここから作り上げて行くわけで、いろんなところでやったうえで、その経験を受けて今後また関東でもかけてもらいたいと思うわけであります。そしてそれをまた見てみたいと思ったのでした。
