空家レンジャー活動レポート 葉山ファクトリー解体ショー! | B&Fab「本」と「ものづくり」と「珈琲」

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本(Book)とモノづくり(Fabrication)を中心に、人が集まり会話が生まれる憩いの場、そんな場所を作りたく、ただいま奮闘中!(または迷走中)


【4月16日(日) 葉山ファクトリー】
ようやく春の暖かさを感じられる季節になってきた。
こんな休日には、仕事のことも家族のことも忘れ、空き家をDIYで再生する。
そんなライフスタイルが今年のトレンドらしい?

ということで、やってきました「葉山ファクトリー」。
空家レンジャーが手がけている2件目のプロジェクトで、シェアカフェ&キッチンとものづくりシェア工房に生まれ変わる予定だ。

僕が空家レンジャーに初めて参加したのは、1ヶ月前の3月12日。
決められたルールの中で閉塞感を感じながら、いやな顔を表に出さず、仮面を被って生きていくことが賢いと言われるいまの日本社会。
チャレンジすることより、失敗しないことの方が評価される。
自分の住む家や、自分の働く場所や、自分の生き方や、自分の未来を、自分たちの手で作ることができる場所。
空家レンジャー、僕の求めている場所がここにあるのではないか…...。

そこまで深刻には考えていないけど、これで3回目の活動参加(サミットも入れると4回目)。
1回目はウッドデッキ作り(ほぼ枕木運び)、2回目はウッドデッキ作り(ほぼ枕木運び)、そして3回目は天井解体。
DIYという境界を超えた立派な肉体労働である。

けど解体って、なんでこんなにワクワクするんだろう。
1.物を壊すことでストレスが発散できる。
2.普段見えない物の裏側を見ることができる。
3.解体した中から何か予想もしないものが出てくるかもしれない。

そんなこと考えていたら本当に出てきてしまった! 5ドル紙幣1枚(現在543円)。

楽しそうだし実際楽しいのだが、この作業結構キツイ。
体勢はツライし、粉塵は舞うし、スマホは落とすし……。

「あっ! やっちゃった!」
突然聞こえてきたピンク隊長の叫び声。
壊す予定ではない壁をブチ破ってしまったのかと思ったら、ナント!壁と壁の隙間にスマホを落としたらしい。
通話発信してみると、確かに壁の中でさみしげな音がしている。
しかしその深さは2メートル以上あり、上から取るのは不可能だ。
仕方なく壁を電動カッターでくり抜きなんとか救出。
それにしても人手不足なときに、仕事を増やす立派な隊長である。

救出の跡

それからもなんだかんだあったが、ナントカ見える範囲のところは、撤去完了。

いっぽう女子部はランドリールームで、大きな黒板作り。
こちらはとても素敵なメッセージボードが完成!
こういうのはDIYらしくていいよね!

空家レンジャーに参加する大きな楽しみのひとつが、お昼の”まかない”だ。
毎回美味しくてヘルシーなランチが味わえる。
ハードワークの合間の癒しの時間、仲間との語らいも一層味を引き立てる。

この日は、薬膳料理研究家でもあるマーブルレンジャーさんの特製カレーだ。
前日から材料を仕込んできてくれたらしい、ありがとうございます!
細かく刻まれたたくさんの具材が、しっかりと味も食感もあって、一つひとつが存在感を示している、まさに一人ひとりが控えめに個性を主張している空家レンジャーのような美味しいヘルシーなカレーだった。

行くたびにその姿を変えていく葉山ファクトリー。
これからどんな楽しみが待っているのか、しばらく目が離せない。

次回の空家レンジャー活動
葉山ファクトリーは4月22日(土)
海古家は4月23日(日)

(了)
解体前

解体後

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