「興亜の大業」➋ 松岡洋右著 昭和16年5月刊行 | ウインのワクワク「LIFE」

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            琴線に触れるものを探して

 

 

 

気にかかった文章】

なぜ日本が、しかる道を辿ったかと言えば、それは、世界特に東亜の客観情勢から言っても、当時における日本国民の自覚から言っても、前述のごとく東亜の安定を確保することは日本を守ることであり、日本を守ることは東亜を護ることであって、大和民族の興廃、存亡と、東亜民族のそれとは完全に一致していたからである。

 

 

大西郷の巨眼は~極東平和永遠の政策の為には、国内の物情なお騒然たるの状態にもかかわらず、敢然として征韓の帥を出さんとした処にこそ、実に大義の前には怖れを知らざる興隆日本の真骨頂が見られるのである。

 

 

日清戦争以前の日本は、世界の眼から見れば、その存在さえも知られていなかった、と言っても良い位微力なものであった。

 

 

支那分割論。