0204 妖盗葵小僧 登場人物

小房の粂八
深川・石川町の船宿〔鶴や〕の亭主。火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の密偵。

船頭の伊吉
船宿〔鶴や〕の船頭

治兵衛
日本橋・万町の袋物問屋〔吉野屋〕の主人

京屋喜太郎
通四丁目の漢筆墨所（文房具店）・竜淵堂の主人

長谷川平蔵
火付盗賊改方・長官

小沢孫兵衛
大身旗本・戸田内記の用人。

幸次郎
竜淵堂の手代。浅草田原町二丁目に住む畳職人・市兵衛の次男。性格は正直無類。

お千代
竜淵堂の主人・京屋喜太郎の妻

お浜
竜淵堂の老女中

酒井祐助
火付盗賊改方・同心

久栄
長谷川平蔵の妻

伊豆屋専右衛門
神田・旅籠町の乾物問屋の主人で、小田原屋新助の親族

丸屋彦之助
下谷・新黒門町の薬種屋で体療丸本舗の主人

岸井左馬之助
長谷川平蔵の剣友。托鉢の僧に変装。

佐嶋忠介
火付盗賊改方・同心

幕臣・桑原主膳
火付盗賊改方・加役

伊三次
料亭・高砂屋の料理人。

市兵衛
浅草田原町二丁目に住む畳職人。芝居好き。長男の庄吉は同職。次男の幸次郎は竜淵堂の手代。

吉太郎
料理屋・玉屋の料理人。

日野屋文吉
創業元禄年間、江戸で知られた名店で、雛人形や高級玩具なども扱っている骨董屋〔尚古堂・鶴屋〕の主人。後に平蔵へ相談し、事件解決に繋げる。

桐野谷芳之助
尾張の役者で桐野谷紋十郎の一人息子。元芝居役者だったが鼻のコンプレックスから役者を辞めた。後に怪盗・天野大蔵に拾われた。別名葵小僧。

今井助次郎
火付盗賊改方・同心、妖盗葵小僧征伐の際に負傷。それが原因で十日後に死亡。


【番外】

葵小僧一味

頭・桐野谷芳之助、隠居（元頭）・天野大蔵、

手下の小四郎をはじめ、金ヶ崎の松平、乞食の竹造、などの配下が五十余人いる。

そして、盗人宿は十数ヶ所存在する。