五木寛之さんと考古学者の大塚初重さんの対話集、「弱き者の生き方」の発刊を記念して、

講演会とお二人による対談が開かれ、司会をしてきました。


 戦争、敗戦、引き揚げ、捕虜生活、過酷な戦時下をいきてきた、

その壮絶な体験を、お二人の対話という形で実に詳細にわたって克明に語られています。

 重く、容易には語れないであろう体験を、軽やかに対話をされて、

このような本をだしました、みんさん読んでくださいと、五木さんが思われている作品だそうです。


 はじめての講演会の本日、

朝から台風4号による大雨。はたしてお客様はあつまるの?という主催者の心配を見事うらぎり、

このお天気の中、当日券をもとめてあさ8時半からならばれたという人も。

 九段会館はほぼ満員。さすがの人気です。


 大変な時代を生き延びてこられた方の言葉はひとつひとつが重みがあり、でも重すぎず実に軽快に

お話がすすみます。

 暗部を時には笑いを交えて話すことのできる強さ!

 

 どんなこともユーモアをもって表現できることって、本当にすばらしいことですねえ。

 大変な時代を生きてこられたからこそ、マイナスをプラスに転じることのできる強さがある。

 実にプラスのエネルギーをもらいました。

  

 お二人による講演会はこのあと、

京都、福岡でも行われます。


 ひさしぶりの出張!