2020年10月10日横浜みなとみらいホール
井上道義指揮、読売日本交響楽団
ベートーヴェン皇帝とドヴォルザーク交響曲8番

台風襲来も心配されたが、幸いにも小雨の中の演奏会。

演奏会前に、これからの演奏会のチラシを覗く。
◎ 11月10日 ピリオド楽器オーケストラ第九演奏会。
ピリオド楽器の演奏会は珍しくはない。第九と言うと、そうそうないかもしれないが。
それよりも、第九の前に演奏される曲。
川口成彦ピアノで、ベートーヴェンの第4協奏曲。
興味をそそられつつ、逡巡する。
当然、フォルテピアノを使うことは予測できる。
楽器は?
そして、響きが良いとはいえ、広いみなとみらいホール(多分1階だけで1000席程度)で、となると。もう少し小さいホールであれば、と言う気がする。
余裕があれば、聴いてみるのが一番いいのだが・・・。
楽器は?グラーフ、ブロードウッド、シュトライヒャー、エラールと言う気がするが、このホールであれば、プレイエル?
もし聴くとすればS席だろう。うーん、悩ましい。

◎「ルーシーとの対話-惜別のとき」と題された、三浦はつみオルガンリサイタル。
ルーシーと言うのはこのホールのオルガンの愛称と初めて知った。
ホール開館以来ホールのオルガニストを勤めた三浦さんが、ホールとオルガンの改修を機に、バトンタッチされるらしい。改修前のオルガンとの、三浦さんとの惜別、そして三浦さんとオルガンとの別れ、ちょっと聴いてみたい。

さて本題の今日の演奏会。
皇帝とイギリス、いかにも名曲コンサートらしい曲目。
ただ、今「イギリス」なんていう人はいないかも知れない、というより通じない?
ドヴォルザーク交響曲8番。
でも、「ドボ8」なんて言う位なら「イギリス」のほうがまだしも、と言うのが個人的感想。


CFXピアノによるベートーヴェンの第五ピアノ協奏曲。
今年、ベートーヴェンイヤーらしく、ベートーヴェンにどっぷり浸かっている私には、とても心地よい。
仲道さんのCFXも素晴らしい。完全に弾きなれた楽器と言う安定感、そして煌き。
アンコールにドビュッシー、亜麻色の髪の乙女。
ベートーヴェンの後に、ではあるが、一瞬にして空気感が変わる。
東京文化会館の素晴らしき演奏を予感させるが如くの「予告編」。

そして後半のイギリス。生で聴くのは久しぶり。
やっぱり名曲は名曲である。

余談であるが、仲道さんを聴き始めたころ、リサイタルを二回聴いた後、最初に協奏曲を聴いたのが、この同じベートーヴェンの皇帝、場所も横浜。

ただ当時はみなとみらいホールは影も形もなく、神奈川県民ホールでの演奏会。

1988年10月29日のこと。

ジェームス・ロッホラン指揮日本フィルハーモニー。
後半は覚えていなかったが、日本フィルのHPによるとショスタコービッチの5番。
最初に聴いたリサイタルから約半月で3回も仲道さんの演奏会に行っている。
一目惚れ、ならぬ一聴惚れして今に至る・・・ということか。

変わっていないなあ。