このみなとみらいホール、名前の通り海が至近。
休憩時間、2階席、3階席のロビーから垣間見る海の景色も一つの楽しみである。

今日は昼食に近くのワールドポーターズのフードコートへ。

聘珍茶寮で海老そば550円、値段を考えると十分。聘珍楼の料理と思ってはいけない。

Road to 2027 仲道郁代 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会
第Ⅰ期【第2回】《月光 ~ベートーヴェンの恋》
と題された演奏会。13:30からの演奏会に先立ち、12:30から30分間のプレトークあり。
(但し1期二回分セット券購入者のみの特典との事)

30分と言う短い時間であるが、その内容は濃い、濃すぎる。
この30分のためにフォルテピアノ、シュタイン製のレプリカを搬入してのプレトーク。
楽器は仲道さん所蔵。
考えれば考えるほど、贅沢極まりない。
リサイタルそのものはYAMAHAのCFX、これも持込だろうから、二台の楽器を搬入しての演奏会。
感謝しかない。

プレトークでは、仲道さんが「なぜ、フォルテピアノを弾くか」と言うことを中心にトーク。
端的に言えば「フォルテピアノを弾くことで新たな発見や、ベートーヴェンの意図を汲み取る助けになることがあるから」と言うことだったでしょうか?
今日もカメラが入っていたので、そのうちにwebで動画配信されるかもしれません、その時にご確認ください。
プレトークとはいえ、悲愴の第三楽章、月光の第一楽章を通して演奏。
これだけでも十分な価値がある。
実際、プレトークの後、開演前までロビーにいると、あたかも演奏会の休憩時間であるような錯覚に陥る。

肝心の演奏会は、ベートーヴェンのソナタ5曲、9、16、24、8、14番。
アンコールはトロイメライ。
CFXで聴くベートーヴェンのソナタは久しぶりかも。
と思って振り返ると、前回聴いたのはこのシリーズ一回目、7月の演奏会でした。
やはり、CFXの魅力・可能性は大きいと感じる。
逆に言えば、ある意味、楽器は音楽を聴くための道具であり、楽器を弾くことが目的ではなく、ピアニストの創造する音楽を引き出せる楽器が何であるか、と言うことなのだろう。
勿論その「創造」のために、ピアニストは人知れず・・・と言うことなのであろう。

最後に一寸面白かったことがあるので。
最後の14番ソナタの演奏を終え、カーテンコールに再度舞台に登場しマイクを持たれた仲道さん、
アンコール?
と思いきや、
「言い忘れたことがあるので」
と改めて、8番ソナタのモチーフと9番のソナタ、31番のソナタとの関連性を解説。
そしてこれに合わせてトロイメライのアンコールに。
演奏会、色々あります・・・・