今日はめちゃくちゃ風が強かった。



稽古場の近くでは特に風が強く、

まともに歩くことが出来ずにいた。



横を見ると、

男性がベビーカーを押している。



その姿は、

エンストした自動車を手押ししているかのようであった。



大変そうだなぁ、

と思っていると、

後ろからのろーい自転車が来た。



のろーいと言っても自転車をこいでいる人は、

向かい風の中、進むことに必死なのである。



これまた大変だー、

と思っていると、

更なる強風で自転車が進まなくなり、

横風にも煽られてよろめいた。



そしてなんとベビーカーの方に倒れてしまったのである。



それを見ていた僕は思わず「危ない!」と声が出てしまった。



強風で僕も動くことが出来ず、声しか出なかった。





本当に危なかったのだが、

ベビーカーを押していた男性は、

体を張って赤ちゃんを守り、

事なきを得たのである。



自然の力に驚き、

父親の力に感動する出来事であった。





帰り道は追い風が強烈。





信号待ちをしていると、

後ろから風に押されて車道に出そうになる。



何かにつかまっていないと一時停止が不可能な状態でした。





これには自然の力の凄さと共に、

分子の力の凄さを感じた。





だってさぁ、



あっ、



知っている方も興味ない方も、

理系話にお付き合い頂ければ幸いですm(_ _)m





だってさぁ、

風って空気が移動することで起きているわけで、

そいでもって、

空気って酸素やら窒素やら二酸化炭素やら様々な分子や原子で構成されているわけで、

つまりぃ、

大量の分子たちが体に衝突して体が押されているんだよね。



目に見えないのに集団体当たりされては歯が立たない。



そして空気ってけっこう重いんだよね。



普段生活していると空気の重さなんてなかなか感じないけど、

空気にも重さがある。



よくある勘違いで、

ヘリウムガスを入れた風船は上へ上がっていくのを見て、

「ヘリウムガスには重さがないの?」

と思う人もいるようだが、

ヘリウムガスにもちゃんと重さがある。



なぜ浮くかというと、

風船の周りにある空気の方がヘリウムガスより重いからである。



イメージが出来ない場合、

水に浮く木の板を思い浮かべると良いと思う。



木の板には重さがあるのに水に浮く。



それはその板と同じ体積の水の重さと、

板の重さを比べたとき、

水の方が重いから板が浮くのである。



水兵リーベ 僕の船

なな曲がりシップスクラーク・・・



皆さんお馴染みの元素周期表を順に覚える語呂合わせである。



この語呂合わせは人によってそれぞれでしょう。



懐かしいですね。



すい(H) へー(He) りー(Li) べー(Be) ぼ(B) く(C) の(N)(O) ふ(F) ね(Ne)



これは元素の重さの順でもある。



軽い順だから、

ヘリウム(He)は2番目に軽い元素であることが分かる。



そりゃー浮きますよ。



でもね、

一番軽いのは水素(H)だから、

水素で満たされた空間ではヘリウム(He)が入った風船は浮かないのです。



水素が一番軽いのですから、

水素で膨らました風船も空気中で浮くわけです。



水素はヘリウムと比べても約4倍も軽いので、

水素で満たした風船の方が上昇する力は強いのです。



しかし、

風船に入れるのはヘリウム(He)が一般的。



なぜかと言うと水素(H)は引火しやすいから。



ちょっとした火花で爆発してしまいます。



その爆発によって水素原子は酸素原子と結びつき、

H2O

つまり水になるのです。



あー楽し。







話は何処へ?





すみません、長々と。







今日はこの辺で。