あの子の脆さはなんとなくわかってた
でもそれよりも彼女は眩しいから、それを言い訳に見ないふりをしていた
そういや高校でもやってたな
折れそうなのを知っているのに、残酷な傍観者に徹した
そんなことが何度もあった
動いたり、動かなかったり
自ら手折ったり
縋るような目を向けられても気づかないふりを何度もした
縋る声を振り払った
だって、と言い訳ばかりした
非難の目もわからないふりをした
なんとも彼女達には残酷なことをしたまでだ
そういえば私は私に縋る人間を残酷に扱うことが多々あった
今なら愚かなことをしたとわかっているが、今だにあの時どうしたらよかったのか答えは出ない
はい、今まさに妹を残酷に扱いました
つまりこの悪癖は現在進行形
私にしか縋れない憐れな妹を残酷な言葉で突き放した
うちの犬も、妹も、父も、母も、可哀相なひとだ
私に関わる人みんな可哀相だけどさ
世界を悲観的に見ようとすればいくらでも悲観的に見られる
あの子はこの間何の前触れもなく自らの傷口をえぐりだした
私を使って目の前で血を流した
そして今日ついに壊れた
何事もなかったように笑うけれど、最後の一押しをしたのは私だ
あの子を苦しめている自覚はある
ずっとある
距離を保った時期もあった
でもさ、今は距離云々言えない
ごめんそこ、私の場所
私が苦手なの知ってる
何で苦手なのかも知ってる
最早変えようがないことも知ってる
だけどだからってもう距離は置けないんだよ
悪いけどさ、喰われるわけにはいかないんだ
私そこまで余裕ない
食べられてあげられない
そんなに私優しくも甘くもない
あの子が悩み抱えているのも壊れそうなのも多少はわかってる
原因のいくらかが私なのも知ってる
でも結局私はこんな奴でも自分が一番かわいいから残酷な傍観者になるよ
体中に故障抱えている
心はもう十分病んだ
つか幼少期に立ったフラグが二十歳になった途端に回収始まる感じでイライラする
多分そのうちひとりで抱えきれなくなったらここにぶちまける
私、優しくないよ