BGMを聴きながらどうぞ!


大好きな本は?って言われたら、

僕は迷わず梶井基次郎の「檸檬」と答えます。

初めて読んだのは表題作「檸檬」でした。
たしか、中学入試の問題集で出会ったと思います。
今思うと小学生にあんなものをよく読ませるな…と思います。

それから、文庫本で「檸檬」を手にしたのは、高校生のときだったか。

はまりました。
何回も何回も読みました。

何が好きだったのかというと、小説じゃないところが好きでした。

そこには一切の「恣意」がない感じで。
とりたてたストーリーもなく、
劇的な事件が起こるでもなく、
やさしく風がなでるように少しだけ動いた感情をそのまま文章にした感じ。

あの感じがたまらなく好きでした。

本当に大好きで、大好きで、
梶井基次郎のまねをしていろいろと小説のまねごとをしてみたものです。

「小説」と「随筆」のあいの子って感じですね。

読後に残る感触は思わず追想してしまったことで生まれた感情の揺らぎ。

ああ、また読みたくなってきた。
しかし、誰かに貸したまま僕の手元から「檸檬」は失われてしまったのです!

また買おう。


みなさんも高校生くらいになったら「檸檬」を読んでみてください。
「城のある町にて」が一番のおすすめです。


BGMは椎名林檎の「丸の内サディスティックEXPO ver.」
このVersion、かなりかっこいいですね。
ベースでぐいぐい引っ張るところが好きです。