任天堂脅迫公務員 vs 如何なるクソゲーをも愛するかとぅ | katoo the world

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任天堂(京都市南区)に脅迫文を送り付けゲームイベントの中止を余儀なくさせたとして、京都地検は威力業務妨害の罪で、茨城県日立市、同市職員の男(27)を起訴した。

起訴状によると任天堂公式ホームページの問い合わせフォームに、「あんなクソゲーを世に出したことを後悔させてやる」、「関わる人間全て殺す。観客入れてするイベントには気をつけるんだな」などの文章を計39回投稿し、同社の業務を妨害したとしている。

京都府警によると東京都内で開催予定だったゲームイベント「スプラトゥーン甲子園2023 全国決勝大会」など任天堂主催のイベント2件が中止となるなどの影響が出たという。

人の上に立つ人間として、幼少期より帝王学を叩き込まれ、あらゆる自由を奪われ、厳しい教育を受けて来たこの私かとぅ。

その結果、世界の大統領の公務として世界中を股にかけ、夜な夜な世界中のセレブ女性の股にかけ続ける正真正銘の紳士かつ精神的貴族と相成った。

そして最早四半世紀に渡る人類の偉業とも言えるこの私の活躍は、遠く宇宙政府に迄認識され、今や宇宙政府上級執行官としてその名声が銀河系に響き渡るモノ。

だが、そんな私自身、自らの人生を反芻する程に、忸怩たる想いに包まれる。

厳しく育てられた影響からか、他人に対して優しさを持てず、活き活きと自由に生きる方々に対して、「私は自由を奪われ、抑圧の中生きて来たのに…。許せん!」などと、言い掛かりに等しい悪意を持ってしまうのだ。

多くの方々を傷付けながらも、幸いにも私はこの呪いの様な感情から解放された。

まだ完全にでは無いが、自分の価値観のみに縛られず、徐々に相手を尊重する生き方が出来る様になっていると実感するのだ。

だが、そんな抑圧された幼少期がプラスに働いている事も事実。

 

実は初めて購入したファミコンソフトがナムコ「スターラスター」なる、小学校4年生には些か画期的過ぎる、上級者向けのクソゲーであったのだが、それでも「こんな楽しいゲームは無い!そうで無ければ、折角お年玉をはたいて買った意味が無いッ!」などと、自らに思い込ませて、果敢にチャレンジして来た。

 

今にして思えば「スターラスター」は子供向けのシューティングゲームでは無く、大人向けのストラテジーゲームとして、非常にクオリティーの高いゲームであるが、いや些か時代が早すぎた。

 

その後、購入した「スーパーマリオブラザーズ」にハマってから、「スターラスター」は日の目を見る事は無かったが、それでも私にとって「スターラスター」は、心から大切に思えるゲームの一本である。

今回、任天堂に脅迫文を送り付けゲームイベントの中止を余儀なくさせた茨城県日立市職員の男(27)が起訴された。

何でも任天堂公式ホームページの問い合わせフォームに、「あんなクソゲーを世に出したことを後悔させてやる」、「関わる人間全て殺す。観客入れてするイベントには気をつけるんだな」などの文章を計39回投稿し、同社の業務を妨害したと言う。

私には自分に不都合な事実であったり、全く自分に責任の無い理不尽な問題であっても、ソレを他人のせいにする思考が無い。

問題解決の為に動くか、もしくは顕在化する問題が差して問題で無い事を自ら証明する思考を持ち合わせているのだ。

なので、私は如何なるクソゲーをも愛しているし、「あんなクソゲーを世に出したことを後悔させてやる」などと考える事など皆無だ。

如何につまらないクソゲーであっても、そのつまらなさの根源を知り、その創造に携わった製作スタッフへの敬意を忘れる事は無い。

例えば私の愛するクソゲーの1つに「スペランカー」がある。

皆様ご存知の洞窟探検アクションゲームなのだが、この主人公、30cmの段差に躓くと死に、50cmの穴に落ちると死に、懐中電灯のフラッシュに当たると死ぬ。

コレばかりはTBS系「クレイジージャーニー」初期登場のクレイジーながら、今尚伝説的な回である洞窟探検家の吉田勝次であっても、「もういい…!もう…休めっ…!休めっ…!」と洞窟探検を中止したと言う。

これまでに世界30数ヶ国で1000箇所以上の洞窟を探検し、“ケイビング”なる趣味またはスポーツとして洞窟に入る探検の普及に取り組む吉田を紹介する「クレイジージャーニー」。

吉田と共にディレクターも洞窟に入るのだが、探検の末に、洞窟の奥は水で行き止まりになってしまった。

引き返すのかと思いきや、徐に水に入る吉田が一気に潜ってから戻って来ない。
ディレクターの悲痛な声が響く中、ザバッと戻った吉田が一言、「うん、行ける」。

いやいや、行けない!
ディレクターの悲痛なる心の叫びが聞こえるのは、私だけではあるまい。

その後も絶対に人が入れないであろう狭い穴に、身体を折り曲げて入ったり、ヘルメットが入らない狭さの穴には、ヘルメットを脱ぎ捨て、頭を無理矢理グリグリと捻じ込む。

もう、この映像が怖すぎる。
コレにより私は、一気に洞窟恐怖症となってしまったのだ。

吉田曰く、これ迄も挟まって動けなくなった事も数回あり、死を覚悟した事もあるとの事だが、身体も動かせず、誰の助けも呼べない、地の奥底の暗闇の中で死を待つと言うのは、果たしてどの様な状況なのだろうか?

今後も吉田が無事である事を祈るが、そんな祈りなど御構いなしに、穴という穴に身体を捻じ込んで行くのだろう。

吉田の洞窟探検に祝福あれ!

タイ洞窟遭難 vs クレイジージャーニー
https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12390200096.html

ダム底の作業員 vs クレイジージャーニー吉田勝次 vs 鍾乳洞突入のかとぅ
https://ameblo.jp/katoo-the-world/entry-12540289853.html

ちなみに「スペランカー」とは「無謀な洞窟探検者」との意味で、正に吉田勝次こそがスペランカーであるし、そう考える迄も無くスペランカー主人公と吉田の探検用ユニフォームが全く同じ色合いである事実からも、溢れんばかりの吉田の「スペランカー愛」を実感出来るモノである。

断言しよう。
吉田勝次の洞窟探検は、ゲーム「スペランカー」から始まったのだ。

そういったディティールを知れば知るほど、クソゲー愛も募ると言うモノ。

クソゲーでは無いが、激ムズゲームとして多くのファミコンキッズを絶望させてきた「魔界村」、「高橋名人の冒険島」、「忍者龍剣伝」、「マイティボンジャック」も、ヘタレゲーマーであるこの私には、全くクリア出来る要素等無かったが、ソレでもプレイした思い出を含めて、大切な宝物として愛している。

だから、私と同じゲームファンが「あんなクソゲーを世に出したことを後悔させてやる」、「関わる人間全て殺す。観客入れてするイベントには気をつけるんだな」などと計39回も書き込んでしまった事が悲しくて仕方が無いのだ。

現時点でこの男性が書き込んだ「あんなクソゲー」が果たしてどれを指すのかは不明だが、少なくともソフトメーカーとしての任天堂は世界一である。

試しに「Nintendo Switch Online」で数々の任天堂制作のソフトを検索したが、私の知る限りクソゲーと呼べるゲームなど皆無であった。

強いて言えば「デビルワールド」は微妙な出来ではあったが、友人らと遊んだ記憶は私の中で輝き続けている。

そう考えると今回起訴された男性容疑者は、何か間違って任天堂HPへの書き込みを続けてしまったのではないか?

京都府警によると東京都内で開催予定だったゲームイベント「スプラトゥーン甲子園2023 全国決勝大会」など任天堂主催のイベント2件が中止となるなどの影響が出たというが、それならばスプラトゥーンがクソゲーと言うより、貴様の腕こそがクソと言う事であろう。

ソレを任天堂のせいにして、脅迫するなどゲーマーの風下にも置けぬ大愚である。

帝王学を学び、如何なるクソゲーをも愛せる様、とっとと出直したまえ!

かとぅ