NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」について、「チコちゃんの『なんで?』という問い。あれは『最悪の悪問』だ」と指摘したツイートが話題を集めた。投稿主である愛知県立大学の亀井伸孝教授は「私の専門とする文化人類学では、一つの原理によって一つの答えを押し付ける姿勢を厳しく反省し、自己批判してきた。チコちゃんも同じ問題を抱えている」という。
「なんで?」と言う質問は、相当に厄介に感じる。
理解しようと言う気持ちが足りない様に感じるし、そもそもそんな者に対して、事細かに説明する義理など無かろう。
私であれば、「間違っていても構わないので、先ずは貴様から分かっている部分と分からない部分を説明せよ」と問い返す次第である。
まあビジネスシーンに於いて、この手の質問はとても認められたモノでは無いが、この私かとぅに於いては頻繁に女性から浴びせられる質問だったりする。
「悪いが今日は家迄送れない」
「なんで?」
「悪いが今日は遅くなるので、食事はまたの機会にしよう」
「なんで?」
「悪いが今日は一緒にいられない。急用が入ってしまった」
「なんで?」
…此方が「なんで?」と聞き返したい次第であるが、火に油を注ぐ様な真似だけは御法度である。
コレばかりは女性側の気持ちの落ち着きを待つより対処法は皆無だ。
若かりしヤングかとぅではあったが、一度女性に対して激昂垂れた事が有る。
ある女性を「今夜は私行き付けの高級イタリアンでキャンティでも如何かな?」とお誘いし、意気揚々と紳士的にサイゼリヤの扉を開いた所、側頭部に強烈な衝撃!
恐らく殴られたのだろうが、状況が的確に把握できない。
その後、女性からは「なんでだ?私にはサイゼリヤの価値しか無いのか!?」などと、何だか恨み辛みを書き連ねたメールが続々と届いたのだが、正直何が問題なのか全く理解出来ない。
精神的貴族、正真正銘の紳士、フェミニストの鑑として世界的に名を馳せるこの私かとぅであっても、この様な不届きな女性を容認する事など出来はしない。
些か取り乱した私が、「この牝豚、菊の紋にぶち込んでやる」と言った所で、係員に取り押さえられゲームオーバーで、ございます。
かとぅ