Adoは自身のYouTubeチャンネルに「【Ado】プリキュア5、スマイル go go! 歌いました」というタイトルの歌ってみた動画を投稿。150万再生を超える大きな反響を呼んでいた。
動画を投稿した経緯について「誕生日にスマイル go go!の歌ってみたを投稿した理由は、幼い時から大好きなプリキュア5の曲を、20歳という大事な節目に歌いたかった というただただシンプルな理由です。プリキュア5は、私の人生の中でものすごく大事な作品の1つです!」とツイートしていた。
しかし「歌わないで欲しかった」「Adoの声とプリキュアは合わない」など、一部で批判の声が。Adoはこういった反応を受けてか「皆さんの好き が自分のせいで否定に向かってしまっていれば本当に申し訳ないです」と謝罪した。
全米への本格進出を発表したAdo。
アメリカのレーベル、ゲフィン・レコードとパートナーシップを締結することが決定したと聞き、私は電車内で小さくガッツポーズした。
何せゲフィン・レコードと言えば、究極のスラッシュメタルアルバムと名高い、SLAYERの3rdアルバム「REIGN IN BLOOD」が配給され、ラジオでのエアプレイがなかったにも関わらずビルボード誌のアルバム・チャートで最高50位台を記録する大ヒットとなった事で著名だ。
発売から36年の時を経て尚、色褪せる事の無い「血の雨による統治」を世に送り出したゲフィンが、Adoに白羽の矢を立てた事に興奮を押さえ切れない。
Adoの歌う”ANGEL OF DEATH”も当然聞いてみたいが、個人的には”POSTMORTEM~RAINING BLOOD”を推したい。
Adoの内包する狂気性を、より引きだせる楽曲だと感じるのだ。
2019年に本家SLAYERが活動停止した今だからこそ、次世代のカリスマAdoに対する世界的な注目度も理解出来るし、人工股関節置換手術により大腿骨にコバルト合金をブチ込まれた筋金入りのメタル野郎である私かとぅとて、大いに期待したい所である。
さて、そんなAdoではあるが、何と”プリキュア5、スマイル go go!”まで歌うとは、何とも芸の幅の広い事か!
今は無きCHILDREN OF BODOMがブリトニー・スピアーズの”OOPS!... I DID IT AGAIN”をカバーしたのと同様の驚きではある。
しかし、そのドスの効いたデス声で歌われる”プリキュア5、スマイル go go!”は、元々ロック色の強い原曲が完全に北欧メロデスかの慟哭を感じるのだ。
コレはワンチャン、AdoからSLAYERへの改名もあるかも知れない。
「歌わないで欲しかった」「Adoの声とプリキュアは合わない」など、一部で批判の声が挙がっていると言うが、その気持ちは分からんでも無い。
私とてAdoのドスの効いたデス声では、プリキュアよりもSLAYER寄りだと感じている。
しかし、ソレを無碍に否定する事は許されたモノでは無いし、Adoも謝罪する必要など一切無い。
何なら特撮テレビドラマシリーズ「ガールズ×戦士シリーズ」第3弾「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」のオープニングテーマ、Girls2「ダイジョウブ」を歌って頂きたいとすら感じる。
ちなみに私はファントミラージュならばメンディー推しだ。
かとぅ