ふかわりょう vs 岡本夏生 vs 仲人かとぅ | katoo the world

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共演したトークイベントで無理やりキスされたとして、タレントの岡本夏生が、お笑い芸人のふかわりょうに1円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁はふかわ側に同額の賠償を命じる判決を言い渡した。

ふかわ側は「観客を笑わせるための『キス芸』で、岡本も受け入れていた」と主張したが、男沢聡子裁判長は「抵抗の余地を与えない暴力的なキスで、芸とはかけ離れている」と退けた。


判決によると、2人は20164月、東京都内で開かれたイベントに出演したが、険悪な雰囲気となり、一度ステージの幕が下りて中断した。

再開時にふかわは上半身裸になっており、その後、ステージ上で岡本を押し倒して3回キスをした。


判決は「原告が受けた精神的苦痛への慰謝料は80万円」と認定した上で、請求額が1円だったことから、賠償額も1円とした。

ふかわ側も、岡本がブログでキスを批判したことなどを名誉毀損だとして1円の賠償を求めて反訴していたが、判決は「正当な意見・論評の範囲内だ」と退けた。


ふかわりょうと岡本夏生は、近年稀に見るベストカップルと言えよう。


いや、実際に付き合っていたか、男女の仲であったかは別として、TOKYO MX5時に夢中!」に於ける、岡本夏生の命を削るかの暴風の様なコメントやコスプレを、何とか夕方の情報番組として真っ当に昇華させようとするふかわりょうの進行は、さながらサーカスに於ける猛獣使いかの、実にスリリングなモノであった。


余りのスリリングさに危機感を覚えた芸能事務所側の差し金では無いかと噂されるが、20163月の岡本夏生「5時に夢中!」電撃降板には、ソレも無理も無いと言わざるを得ない。


今回、裁判の舞台となったイベント「ふかわと夏生のガチンコ・スプリング~『ガチハル!』」は、「5時に夢中!」降板前に既に決まっていたイベントであり、番組降板を不服に感じていた岡本は番組降板後連絡が取れず、中止も止む無しとなった所、当日ひょっこりと現場に現れたと言うのだから、ソレはさしものふかわも感情的にもなるだろう。


舞台でガチの大喧嘩と言うのは、芸能人として双方共に褒められたモノでは無いが、再開時にふかわは上半身裸になっており、その後、ステージ上で岡本を押し倒して3回キスをしたと言うのは、ガチ喧嘩を笑いに昇華させようとする芸人としてのプライドを掛けた、ふかわ決死の火消しに、涙が零れる想いである。


対する岡本からのアンサーとして今回の1円訴訟が執り行われたと言うならば、「大人の嗜み」として双方に厚い賞賛を与えたくも思うが、何れにせよ決して後味の良い結果とは言えない残念な顛末である。


しかし、生き馬の目を抜く芸能界。


ふかわりょうと岡本夏生。


羽賀研二と梅宮アンナ。


北村弁護士と丸山弁護士。


浅野ゆう子と浅野温子。


小林幸子と美川憲一。


大島渚と野坂昭如。


鈴木義司と富永一朗


「可愛さ余って憎さ百倍」と言うに相応しい強敵(とも)の存在が、それぞれの存在をまた一層輝かせる。


ふかわりょうと岡本夏生よ、永遠なれ!


また、ご祝儀袋は既に用意してあるので、仲人ならば喜んで引き受けさせて頂こう。


かとぅ