SNSで知り合った中学生の少女2人を自宅に連れ去ったとして、大阪府警は兵庫県相生市本郷町、会社員の男性容疑者(36)を未成年者誘拐の疑いで逮捕し、発表した。
南署によると、容疑者は5日午前、SNSを通じて知り合った大阪府内の少女(14)に「家に泊まらせてあげる」と告げて兵庫県内へ誘い出し、6日午前0時25分ごろ、少女と少女が連れてきた友人(12)の2人を車で自宅へ連れ去り、8日午後11時すぎまで自宅で寝泊まりさせて誘拐した疑いがある。
2人の母親がそれぞれ5日夜、同署に行方不明者届を提出。
防犯カメラの映像などから、2人が電車で移動していたことがわかり、足取りの捜査から、容疑者の自宅を割り出したという。
我がスマホのリスティング広告が大変な事になっている。
高校生であろう男子2名、女子2名の同級生が、単なる好奇心から連日相手を変えて性行為に勤しむマンガ。
美少女キャラが臀部を押さえて、「も、漏れてない…?」とか言っているゲームアプリ。
いきなりロリ声の女が「放置しないで~、プンプン!」とかベタな演技をする広告などは、厳重にミュートされた我がiphoneから何故か音声が出るテロ設定になっており、電車内で肝を冷やした事もしばしば。
そんな数々の馬鹿変態広告の中でも、特に私のお気に入りは「我が野望」、「俺は王になる」、「成り上がり」、「日替わり内室」、「アイアム皇帝」と言う、もうタイトルからして「時空の捻れから生み出された」かの異次元を感じるゲームアプリだ。
「俺は王になる」、「アイアム皇帝」とか、実にジンジン来るタイトルに身悶えしてしまう。
全てが中国の旧王朝に於いて小役人が出世を目指す内容で、恐らく中華系の同じ運営会社が、フォーマットは同じくタイトルだけ変えて乱発したアプリかと思われる。
その前置きだけでも最高なのに、広告内で展開されるのは…
・羽衣を纏う半裸の女性が、高い棚のモノが取れずにモジモジと困っている。
・そこに颯爽と現れた辮髪の主人公。「とれましょう」と謎の言葉をかけ、女性の後ろに密着して、モノを取る。
・背中に当たるモノに、「ドキッ!旦那様のおおきいモノ…」と興奮する女性。
・バーン!と「俺は王になる」のロゴ。
…中華3000年の歴史が、たかが10秒程度の広告で語り尽くされてしまった一大スペクタクル歴史ロマンである。
そうで無ければ、単なる馬鹿だ。
股間を女性に押し当てる小役人が、如何にしても王になれると言うのか?
歴史的に愚かな王は多いが、愚か者が王になった事は、唯の一つも無い。
こんな馬鹿ゲームが企画会議に提出され、様々な大人の決裁・稟議を経て、AppleStoreに掲載されている訳で、私はまた、人類を滅ぼさなければならない時を知った。
とは言え、変態に次ぐ変態広告のオンパレードで、そんな広告にロックオンされている私は、誇り高き、真の変態なのであろう。
リスティング広告からの変態認定、しかと受け止めよう。
「アイアム変態」
さて、今回の中学生少女2人誘拐事件を知り、とあるリスティング広告を想い出した。
「ガリガリ家出少女を保護したら、ムチムチ美女に成長して、ラブラブ生活」などと言った、「もう、どうにでもしてくれ…」と言わざるを得ない馬鹿漫画広告であるが、正直この漫画に心惹かれる私がいた。
親に虐待され、不幸な生活を強いられた家出少女を、若手サラリーマンが保護し、得意な料理を振るまった代わりに、幼き性を差し出すと言う、現代日本に於けるシンデレラストーリーを、懐かしくも暖かい気持ちで拝見したのだ。
本編は有料との事で拝見していないが、恐らく幸せな生活を送っていた二人の元に、虐待していた親が現れ、「シンデレラ、魔法の解ける時間だ、グヘヘ…」と、自宅に連れ戻そうとする。
そこに「俺は夫になる」と決意した若手サラリーマンが立ちはだかり、、「私の妻に何をする!?アイアム旦那!」と何故かカタコトで言い放ち、「我が野望」は果たされるのであろう。
何れにせよ、未成年者誘拐の疑いで即逮捕だ。
かとぅ