eスポーツ vs 日本代表かとぅ | katoo the world

katoo the world

お笑い系デスメタルバンドFUJIYAMA、世界の大統領かとぅのブログ

https://twitter.com/katoo3000
https://www.facebook.com/fujiyama.metal/

コンピューターゲームで勝敗を競い合う「eスポーツ」を学校の正式な部活として採用しようと検討を進めている公立高校がある。

校長は「生徒がやりたいなら拾い上げたい」と前向きだが、「学校教育でゲームをすることに抵抗がある。大反対だ」と、公費でのゲームソフト購入などに強い抵抗感を持つ教員が複数いるという。


業界団体の日本eスポーツ連合によると、eスポーツの競技人口は世界で1億人に上るとされる。

国内でも人気は高く、新たな成長産業としての期待も高まっている。


昨年、eスポーツ部が発足した愛知県立城北つばさ高校の金子悟校長は「競技の際に部員が声を掛け合うなど、コミュニケーションが生まれた」と前向きに評価する。

茨城県の柴原宏一教育長はeスポーツについて「ゲームかスポーツか、価値観の過渡期にある」と話すにとどまっている。


「eスポーツ」となる単語を聞いて以来、何かしら不快な想いが胸中を巡っている。


Wikipediaによると、スポーツとは「一定のルールに則って勝敗を競ったり、楽しみを求めたりする身体運動の総称」とあり、ゲームとは「勝負、または勝敗を決めること。守るべきルールがあり、環境または他人との相互作用を元に行なわれる活動」とある。


要するにスポーツも、eスポーツも”ゲーム”なのだ。


ゲームの中で身体運動にカテゴライズされるのが”スポーツ”であり、eスポーツは単純に”ゲーム”でよろしい。


以前より不可思議に思っていたのだが、野球にせよ、サッカーにせよ、球技に関しての開始は「Play Ball!」であり、コレについて私は、幼少期より「ボール遊び」と解釈していた。


プロ野球選手も、プロサッカー選手も、「ボール遊び」をしているのに過ぎず、選手によっては遊びで巨万の富を手に入れているのに、釈然としない何かを感じずにはいられなかった。


そして、自らも成長し、ミュージシャンとして人前で演奏した学園祭で「プレイ」した瞬間、自らの背筋にイナズマの様な何かが走った。


ソレはミュージシャンとしての今後を決定付ける様な快感でも、自己実現でも、「This is it!」でも無く、「ミュージシャンも遊んで稼いでいる」と言う現実を体感した迄の事であった。


須らく「プレイ=遊び」なのであった。


その結果、私は「遊んで稼ぎたい」では無く、「稼いで遊びたい」と言う、実に冷静かつ合理的かつ、ツマラナイ人生の判断を下した、高校一年の秋であった。


さて、下らぬ私の想い出話などこの程度にして、ゲームたるeスポーツが正式な部活として認められないのであれば、野球部も、サッカー部も、将棋部も、囲碁部も、クイズ部も、コンテストのある吹奏楽部も、軽音楽部も同じく認められない筈だ。


団体戦であれ、個人戦であれ、確固たる戦略が有り、戦術が有り、どのチームも勝利の栄光を求め、青春の日々をかけて互いに切磋琢磨している。


「ロボット日本一決定戦」などのテレビ放送で、ここ数年定着したロボット部(電子技術研究部)も、連発するトラブルにもめげず、実に真剣に取り組んでいる学生の姿に胸が熱くもなる。


「日本高校ダンス部選手権」に於けるバブリーダンスやジュリアナダンスが脚光を浴びた登美丘ダンス部のドキュメンタリーを拝見したのだが、コレを遊びだと誰が言えようか?

「レオタードに染み込む汗と涙」が胸を締め付ける映画「コーラスライン」を彷彿とさせる、本物の輝きがソコにある。


eスポーツが世界的に認められる中、「テレビゲームは遊びだ!」などと、古い価値観で無碍に否定する事は、則ち日本の御家芸を否定する事でもある。


テレビゲームを生み出し、牽引し、世界的文化に迄成長させたのは、他ならぬ日本だ。

今や世界中から敬愛の念を以って受け入れられるテレビゲームを、我等日本人が否定してどうする?


現代IT社会に於いて、日本は完全に出遅れてしまった。

パソコンもネットワークもスマホも、全てが他国に持って行かれてしまった。

その溝を少しでも埋めるのがeスポーツであると、私は考える。


2004年に開催された格闘ゲームの大会「Evolution」の「ストリートファイターIII 3rd STRIKE」部門にて、プロゲーマー梅原(当時23歳)が、アメリカのジャスティン・ウォンに、劇的なテクニックで逆転勝利した。


梅原大吾の名は世界中のゲーマーに轟き、その存在は今尚レジェンドとして語り継がれている。


恥ずかしながら彼の存在を知ったのは2年程前の事ではあったが、彼の存在とその価値観に触れ、大ファンになった次第だ。


今改めてそのプレイを動画にて拝見して、電車の中なので自重しているが、もう泣きそうである。


そんな日本出身のeスポーツ選手が世界を熱くしてくれる事を、私は期待している。


…と、言うか、私自身がヤってやろうではないか!


塊魂と地球防衛軍ならば、ソコソコの腕前だと自負する者であるぞ。


かとぅ